来る2025年は〝昭和100年〟に当たる。近年の昭和レトロブームがますます加熱しそうだが、それを証明するように、当時を想起させる家電が次々に復活している。その一部を紹介しよう。
世界的に再評価されるようになってカセットテープ復活
配信やCDのデジタルアートワークとは異なるリアルなジャケットに惹かれてカセットテープを購入する若者が増えている。それを受け、各社がかつてのデザインを踏襲した再生機を発売。カセットテープ再評価の流れは止まらない!!
青春を彩った1曲を手軽にデータ化!
タワーレコード『TOWER RECORDS カセットプレーヤー』6050円
再生/停止/早送り/巻き戻し/音量調整というシンプルな機能を、無駄のないデザインに凝縮。ノーマル、ハイバイアス、メタルの各テープをステレオ音声で再生可能。単3形乾電池のほか、USB給電でも使える。
[SPEC]サイズ/W112×H80×D31mm、約186g 連続再生時間/約10時間(アルカリ電池使用時)
PCを使わなくても、カセットテープに記録された音源を、USBメモリーにデジタル形式で録音できる。
ラジオや音声の記録に対応
サンワサプライ『400-MEDI043』6480円
カセットの音源をMP3形式でUSBメモリーに直接記録できるほか、声を録音可能なマイクも内蔵。対応テープはノーマル、AM/FMラジオの受信にも対応する。給電には単3形乾電池、または付属の電源ケーブルを使う。
[SPEC]サイズ/W112×H105×D65mm、630g テープ再生時間/約30時間(スピーカー)
Bluetooth搭載の最新ラジカセ
ORION『80年代イメージデザイン ステレオラジカセ(Bluetooth機能搭載)』1万978円
レトロ感たっぷりのダブルスピーカー仕様。Bluetooth接続に対応し、スマホなどつないでスピーカーとしても使えるのが魅力だ。USBメモリーやmicroSDカードの再生にも対応。給電は乾電池、またはACケーブルを使用する。
[SPEC]サイズ/W388×H202×D125mm、約2.3kg テープ再生時間/約40時間(乾電池使用時)
タイガー魔法瓶が100周年を記念して花柄家電を復活
昨年あたりから、昭和を意識した商品が発売され、ヒットを呼んでいる。だがIoT対応が当たり前の今、超アナログな調理家電はなかなか復活しなかった。そんな中、タイガー魔法瓶が〝あの花柄〟の調理家電を発売。これを食卓に置けば、アラフィフ世代は思い出もいっしょに味わえる!?
これで炊いたご飯は、ちゃぶ台で!!
タイガー魔法瓶『ジャー炊飯器〈炊きたて〉JNP-T055/ポピー』1万2000円
1970年代は花柄のよしあしで商品の売り上げが変わっていたという。中でも、ポピー柄は人気で、同社の電気ジャーなど様々な製品に採用されて、昭和を代表する存在に。そんな記憶に残る家電を新たなアイテムで復刻した。
[SPEC]サイズ/W231×H226×D221mm、2.1kg 加熱方式/ヒーター加熱 内なべ/アルミ釜
『ホットプレート〈ダイニングプレート〉CRL-T100』1万3800円
『VE電気まほうびん PIL-T220』1万2000円
各社がレトロポップなレコードプレーヤーを復活
テクニクスなどから今もハイエンドのレコードプレーヤーが発売されているが、近頃はポップなデザインのモデルが復活! 価格が抑えられているので、当時のように肩肘張らず、レコードを気軽に楽しめるようになってきた。ますますレコードファンが増えそうな気配だ。
80年代の音楽を聴きたくなる!!
HMV record shop『フリースタイル ポータブルプレーヤー GP-N3R』HMV別注カラー2万4200円
1980年に日本コロムビアより発売され、レトロなデザインと音の良さから人気を博した『GP-3-R』。2019年に、ANABAS audioが完全復刻した際、音質面は回路や部品を一新し、高音質化を実現した。これはHMV別注カラー。
[SPEC]サイズ/W約220×H80×D385mm、1.3kg 電源/ACアダプター&単1乾電池(6本)
復刻限定から昇格し通常販売へ
オーディオテクニカ『サウンドバーガー AT-SB727』2万3980円
レコードを挟み込む斬新なスタイルで1980年代に話題となった商品を2022年末に復刻限定販売。話題となりすぐに完売となったため、新カラーで通常販売されるように。当時のモデルと異なり、電源にはUSBを使用。Bluetooth機器にも対応する。
[SPEC]サイズ/H70×W100×H70×D290mm、900g 使用時間/約12時間
取材・文/編集部
DIME増刊号電子版は全30ジャンルから厳選した「2023後半戦!!ベストバイプラン117」、dマガジン、楽天マガジン、Amazon Kindleなどで配信中
DIME最新号電子版では「2023下半期ベストバイ計画117」を大特集!
「節約家電」「タイパ家電」「趣味家電」「ウチ飯家電」「仕事快適家電」「美バディー家電」を、合計117アイテムご紹介します。DIMEとのコラボ商品がもりだくさんの「DIME通販傑作選」も!
ほかにも、入力するだけで仕事効率がアップする「専門家イチ押しのベストプロンプトで実践する ChatGPT仕事術」、ワンコインで生活が激変する「神コスパの100均アイテム」ほか、サウナやeスポーツなど2023年夏に知っておきたい情報がもりだくさん!
最新のDIME電子版夏の特大増刊号、ぜひダウンロードしてみてください!
■第1特集
2023後半戦!!ベストバイプラン117
コロナ前の日常が戻ったが、物価高、光熱費の値上がりなどの問題もあり、欲しいものはできるだけ厳選し、かつお得に手に入れたいもの。そこで、今を象徴する30のジャンルに最新家電を分類。DIME編集部員がそれぞれの〝選びのポイント〟と〝買い時〟を紹介。これを参考にすれば2023年の後半戦に買うべきものがわかるはずだ。
■第2特集
専門家イチ押しのベストプロンプトで実践する ChatGPT仕事術
■第3特集
神コスパの100均アイテム
食品や日用品の値上げラッシュが続く中、値段を気にせず買い物ができる「100円ショップ」。インテリア雑貨やキッチングッズからデスクアイテム、趣味用品まで、我々の生活のすべてに直結する便利商品が豊富に揃う。今回、その莫大な数のアイテムを実際に使用して検証した! あなたにとっての〝100円ショップ・マストバイ〟がここで見つかる!
■第4特集
Googleの裏技大全52
■第5特集
2023下半期 トレンドキーワード20
新型コロナの5類引き下げ決定で幕を開けた2023年。上半期には、瞬間最高視聴率54%を記録し大熱狂となったWBC、ユーザー1億人を突破したChatGPTなど、様々なトピックスが注目を集めた。今回は、次なるトレンドとして期待される20のキーワードを紹介したい。