富士急グループの一員であるハイランドリゾート ホテル&スパ(山梨県富士吉田市)では、“鉄道BIG4”としても有名な南田裕介さん監修によるこだわり満載の鉄道コンセプトルーム「富士急行線ルーム」を7月29日(土)にオープン。宿泊予約を受け付けている(オンライン予約のみ)。
実際に運行されていた富士急行線1000系1202号編成
室内にはこだわり抜いた鉄道ファン垂涎の設備や備品を多数設置
この「富士急行線ルーム」は、1994年から26年にわたり富士急行線で運行され、2020年10月に惜しまれつつ引退した「1000系・1202号編成」で実際に使用されていた部品を随所に再利用している。
そこにホリプロ スポーツ文化事業本部副部長にして、熱心な鉄道ファンでもある南田裕介さんの監修による、鉄道ファンの好奇心を刺激する仕掛けをふんだんに盛り込むことにより、唯一無二の鉄道コンセプトルームが完成。
ルームイメージ
宿泊客はルームの扉を開けると、実際に1202号編成で使用されていた荷物棚や車窓、つり革に出迎えられた後、車両同士を連結する実物の「ホロ」をくぐって「渡り板」を通行。まるで車両間を移動するような没入体験を経て客室エリアへと進む。
客室エリアに入ると、1202号編成の先頭車両の「顔」を忠実に再現した造作がお出迎え。造作の後ろ側には実物の運転台や椅子、乗務員扉、車内放送装置までが設置され、自らが乗務員室で運転士あるいは車掌になったような体験を楽しむことができる。
また、運転台から眺められるように設置された大型モニターでは、鉄道ファンのツボを刺激する富士急行線沿線の推し走行区間の前面展望動画が流れるという徹底ぶり。
他にも「勾配標」や、冬の富士急行線には欠かせない融雪剤(25kg袋)のデザインを忠実に再現したクッションなど、不必要と思えるほどまでにこだわり抜いた、鉄道ファン垂涎の備品を多数設置しており、何度泊まっても飽きることのない客室となっている。
富士急行線ルームの概要
宿泊料金(1泊朝食付き・オリジナルグッズ付)
客室面積/36平方m
客室定員/1~3名
※3名での宿泊時はエキストラベッドが入るため、テーブルやソファの位置が変更になる。
ベッドサイズ/幅120×長さ200cm:2台
プラン特典(1名あたり)
ルームカードキーレプリカ
ダイヤグラム
アメニティポーチ
白手袋
キャップオープナー
フェイスタオル
プラスチックコップ
記念硬券乗車証
※3名利用時の特典は2名分。追加で限定グッズを希望の場合、1セット5000円(税別)で販売(宿泊者のみ滞在時に購入可)
オリジナル台紙付きルームキー(レプリカ)
オリジナル路線図フェイスタオル
富士急行線ルーム宿泊記念硬券
富士山麓電氣鉄道ロゴ入りアメニティポーチ
関連情報
https://www.highlandresort.co.jp/guestroom/roomtype/fujikyurailway.html
構成/清水眞希