ジョグ(JOG)に続け! とヤマハ2スト50ccスクーターが80年代に続々と登場
ヤマハはジョグ(JOG)の成功をきっかけとして、2スト50ccスクーターを続々と登場させることになります。
1984年には、ジョグ(JOG)の兄貴分と言えるヤマハ「チャンプ(Champ)」が登場。5.2PSの最高出力と55kgの車両重量で走りを一段と鋭くし、人気を博しました。
【参考】製品の歴史-ヤマハヒストリー
そして、同1984年には車両重量39kgの超軽量ボディに4.0PSの最高出力の空冷2ストロークエンジンを組み合わせて、当時7万9800円の販売価格でライトユーザーを狙ったヤマハ「キュート(Cute)」を発売。
【参考】1984年 Cute(CN50E) – ヤマハ発動機 –
1985年には、車両重量49kgでシャープなトライアングル・デザインを採用。最高出力5.0PSのハイパワーエンジンを搭載しつつも、当時の販売価格9万9800円と10万円切りを果たしたヤマハ「トライ(TRY)」も誕生しています。
【参考】1985年 TRY(CP50E) – ヤマハ発動機 –
同1985年には、シート下の収納スペースを初採用し、最高出力5.8PSのパワフルな空冷2ストロークエンジンを55kgの車両重量のボディに搭載。当時の販売価格13万9000円とやや高級志向となったヤマハ「ボクスン(BOX’N)」も販売。
【参考】1985年 BOX’N(CQ50E) – ヤマハ発動機
翌1986年には、12色のカラーバリエーションやおしゃれで優しいイメージで若い女性ユーザーを意識。車両重量49kgに4.3PSの空冷2ストロークエンジンを搭載し、当時の販売価格を9万6000円に抑えたヤマハ「ミント(Mint)」が登場しています。
【参考】1986年 Mint(SH50ED) – ヤマハ発動機
そして1988年には、ワイドな扁平ブロックパターンタイヤやロングストロークの前後サスペンションを採用。車両重量65kgのボディに6.0PSのハイパワーな空冷2ストロークエンジンを搭載し、オフロード走行も楽しめるレジャーモデル、ヤマハ「ビーウィズ(BW’S)」を、当時の販売価格14万9000円で発売しています。
【参考】1988年 BW’S(CW50) – ヤマハ発動機 –
軽量モデルから女性をメインターゲットとしたモデル、オフロードモデルなど、80年代当時、ヤマハから登場したモデルの一端をご紹介しました。バリエーション豊富なラインアップで、ヤマハの2スト50ccスクーターは人気の絶頂期を80年代に迎えることとなったのです。