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厚みを3割カット、10gの軽量化を実現!話題の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold5」を使ってわかった○と×

2023.08.23

■連載/石野純也のガチレビュー

 フォルダブルスマートフォンの先駆け的存在のサムスン電子から、2023年の新モデルが登場した。「Galaxy Z Fold5」がそれだ。同モデルはヒンジの機構を刷新しており、閉じた時、2つのレールで両方の画面を支えながら折りたたむことが可能になった。このヒンジによって、閉じた際に目立っていたすき間がほぼなくなったのが大きな特徴だ。

 スペック的には、最新の「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用。処理能力が高くなったことに加え、ISP(Image Signal Processor)が最新になった結果として、カメラの画質も前モデルから向上している。一方で、カメラのセンサーは配置がやや変わったものの、先代の「Galaxy Z Fold4」から性能が向上していないようにも見える。

 ディスプレイに関しても、アスペクト比を変えてより正方形に近づいたGalaxy Z Fold4を踏襲している。そのため、一見するとマイナーチェンジのようにも思えてしまう。では、実際のところはどうなのか。先行して海外版のGalaxy Z Fold5を使い、同モデルの実力をチェックした。

海外で販売が始まったGalaxy Z Fold5を先行チェック。その使い勝手を試した

ヒンジ刷新で薄型化、軽量化に成功し、持ち運びやすさが大幅アップ

 まずはGalaxy Z Fold5で大きく変わったヒンジから見ていきたい。同モデルではその機構を刷新しており、折り曲げた際に端を水滴のような形に丸めることで、閉じた際のすき間がなくなった。比較するとわかりやすいが、Galaxy Z Fold4まであったヒンジ付近の大きなすき間がなくなり、画面と画面が並行に並ぶように折り曲げられている。

右がGalaxy Z Fold4、左がZ Fold5。ヒンジ部にあった大きなすき間がなくなっていることがわかる

 わずかなすき間は残っているものの、それが均等になったことで、見た目がすっきりした印象になっている。単にデザイン上の違いだけでなく、すき間のぶんだけ厚みを圧縮できた結果、閉じた時のサイズも減少している。厚さは2.4mm。数値にするとわずかにも思えてしまうが、割合にすると3割弱の薄型化だ。

ヒンジ部分のパーツも小型化し、折りたたんだ時の薄さが際立つようになった。下がGalaxy Z Fold5

 また、ヒンジの変更に伴い、重量も前モデルから10g削減され、253gになっている。ディスプレイサイズが大きいため、どうしても200gは超えてしまっているものの、「iPhone 14 Pro」が203g、「iPhone 14 Pro Max」が240g。重量的にも、より一般的なスマホに近づいてきていると言えそうだ。

 ポケットに入れて持ち運ぶ際に、厚みや重量の違いは重要。特に重量級のスマホは、夏物で生地が薄めのパンツのポケットに入れた際、引っ張られているような感覚になることもあるが、Galaxy Z Fold5ではそれが軽減されている。薄型化したことと相まって、ポケットへの収まりもよくなった。感覚的な話ではあるが、一般的なスマホを入れた時と、大きな差はなくなりつつある。

薄手のシャツのポケットだとさすがに重みに引っ張られてしまうが、Galaxy Z Fold5ぐらいまで軽くなれば、ギリギリ入れることは可能だ

 横折りのフォルダブルスマホは、タブレットに近いサイズ感の端末を折りたたんでポケットやカバンに入れて持ち運べるのが最大のメリット。Galaxy Z Fold5は、その本来の特徴に、より磨きをかけた格好だ。薄型化、軽量化を果たしたことで、より一般的なスマホに近い感覚で持ち運べるようになったのは、スペックの数値から受ける印象以上に大きな変化だ。

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