DIME MAGAZINE
これぞ求めていた銭湯サウナ！一杯呑んで魂ごと癒される！
「近所の人が本当にうらやましい」。そう思うくらい最高でしたよ、横浜市鶴見区の『いやさか湯』。
いわゆるサウナ付き銭湯です。
すでに古くさい感のある単語となったソーシャルディスタンスをしっかりとっても10人は座れる、銭湯にしては広めのサウナ室。
温度計に表示される温度と体感温度って、全く別物だと思うんで書く意味はないと思うけど、気になる人もいるんで書いておくと、サウナ室の温度計は95℃。
そして入った瞬間にサウナ用メガネが一気に曇る湿度。1段の高低差がかなりある2段ベンチ上段に座れば、そりゃあ脊椎の奥までグイ～ッと熱くなる。
でね、外気浴できる露天スペースが2か所もあるんですよ、ここの浴室。ひとつは3人が足伸ばせて入れる大きさの水風呂のある露天スペース。そしてもうひとつは日替わり湯の温浴槽のある露天スペース。屋内にはバイブラ系のマッサージ浴槽も豊富だし、とにかく設備充実してんの。女湯チェックはしてないが、同レベルのはず。
以上、浴室部分は簡潔にまとめさせていただきました。だって、この充実した浴室超えた感動がアフターサウナに待っているんすよ！
呑める食堂があるのよ。それも座敷の。それも格安の！
その価格をしっかり書きたい。
各種サワーにハイボールは300円。生ビールは大中小あって500円、400円、300円。瓶ビール600円もあるでよ。
料理類は日替わりなんで行った日のメニューを書くと、おつまみは『人参サラダ』（200円）、『フライドポテト』（300円）、『ササミ中華あえ』（250円）等々。
プラス250円で定食にもなるおかずが、『ササミフライ』（350円）、『煮物』（400円）、『から揚げ』（550円）、『豚生姜焼』と『牛焼肉』が600円。『深大寺そば』（600円）、『蜂カレー』（650円）なんて食事もあるしさ。
もうサウナ上がりにこの座敷に座りゃ、イヤなこと全部忘れる！！
ドリンクメニューをよく見れば、サワーとハイボールは「濃いめ」もできて、それが何と「プラス50円」という安さ。三陸直送・水産庁長官賞受賞というめかぶを使った『めかぶキムチ』（200円。めかぶ単品は何と150円！）で、濃いめのウーロンハイをグイッといく……いつ死に神のお迎えが来てもイイとすら思ったよ。
それとぜひ食べてとすすめられたのが『パウダースノーおろぽ』（400円）。何とポカリを凍らせてパウダーかき氷にしたものに、『オロナミンC』を自分でかける、世界でもココだけの逸品！ オロポ好きの皆さん、これはいっとけ！
聞けばいやさか湯。一度廃業しかけたのを、温浴再生企業が請け負って運営しているとのこと。銭湯再生の話は最近多いですが、オシャレにしたり、若者系にシフトしたり、そういうのが多い。それもいいとは思うけど、「え？」って感じるもともとの常連もいると思う。
ところがここは、「オロポかき氷」を開発しながらも、近隣の皆さんがもっと来たくなる、本当の地元の憩いの場所を作ろうというスタイル。感銘以外の言葉なし！
遠赤外線ヒーターなんだけど、カラカラではなく予想を超える湿度あって心地よきかな。
水風呂のある露天スペース（屋内っぽく見えますが、天井シッカリ開いてる！）には、休憩できるベンチと樹脂イスも完備してる手抜かりのなさ。
営業開始の1時間後くらいの写真。早くも自転車が何台も止まってる。自転車の多く止まってる銭湯は絶対いい銭湯なんだよな～。
オレ、かき氷って頭キンキンしてダメなのに、パウダースノーおろぽの超微細氷は完食。250円でこの量。
のめかぶキムチ。全品、安いのに量はしっかりある！
いいでしょ、この座敷。座椅子もあって自分の家よりくつろげた。
ボトルキープできる銭湯って、夢のよう！ ボトルの価格、聞き忘れたが、高いワケない。
【DATA】
［住］神奈川県横浜市鶴見区馬場1-7-23 ［電］045・583・5161 ［料］入館料（大人）500円、男性サウナ200円、女性サウナ100円 ［営］平日15:00〜25:00（男湯）、〜24:00（女湯） 土・日曜・祝日10:00〜25:00（男湯）、〜24:00（女湯） ［休］無休 ［交］東急東横線・JR横浜線「菊名」駅よりバス約7分、JR京浜東北線「鶴見」駅西口よりバス約15分
カーツさとう
コラムニスト／プロドランカー。グルメ、旅、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。@DIMEの新・サウナ専門サテライトメディア『Saunner』もチェック！
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2023年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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