高校生の流行語1位に選ばれた「蛙化現象」という言葉(Data1)。本来は自分が好意を抱く相手から好意を抱かれたことで気持ちが冷めてしまう現象を指す心理学用語だそうだが、SNSではなぜか彼氏の何気ない行動で気持ちが冷めてしまう、行為そのものに使用されることが多い。中でも有名なのが「フードコートでウロウロしながら席を探す」ことで蛙化現象が起こるというもの。どうやって席を探せばいいのだろうか?
ちなみに蛙化現象が起こるのは何も10代だけではないようだ。Data2は20代から50代の女性を対象にしているが、こちらでも経験者は半数以上。さらに男性のことを知り尽くしている六本木のホステスを対象にしたアンケートでも、6割以上が経験している(Data3)。だがこちらは理由を紐解くと、1位は「食べ方が汚かった時」だそう。これは〝フードコートウロウロ〟よりは理解できる気がする。
とりあえず10代の蛙化現象は置いておいて、我々は六本木ホステスの意見を参考にすべきだろう。何せ女性は一度蛙化現象に陥ると、約8割は修復不可能(Data4)。まずは食事のマナーを見直し、店員さんにやさしく接するようにしよう。
Data1|本来の意味と微妙にズレている?高校生の流行語「蛙化現象」とは
■ 高校生にアンケート「今流行っている言葉は?」
2位「うちゅくしい」、3位「かわちい」はどちらもTikTokのファッション系動画で使われることが多いワード。「ちゅき」は「好き」を言い換えた言葉で、5位になってやっとDIME世代でも何となく意味がわかる「知らんけど」が登場。
Data2|蛙化現象は10代だけじゃない!20~50歳女性の約半数が経験済み
■ 実際に蛙化現象を経験したことがありますか?
男の心変わりとは微妙に異なる?
男性も好きになった女性が自分のものになった途端に扱いが雑になる「釣った魚に餌をやらない」という言葉がある。だが別れようとまでは思わないことが、蛙化現象とは大きく違う点だろう。
Data3|〝夜の街〟でも6割のホステスが蛙化現象を経験済みだった!
■ 18〜30歳のホステスの蛙化現象の経験
■ 蛙化現象になった異性の行動は?
「食べ方が汚い」と言われる中でも気をつけたいのが、食事中にクチャクチャと音を立てて食べてしまう、通称〝クチャラー〟。これが厄介なのは自分では気がつかないことだ。
Data4|地雷を踏むと、一発アウト!一度蛙化現象が起こると挽回するのは相当難しい!!
■ 蛙化現象に陥った時、そこから恋人関係に発展しましたか
心理学用語における蛙化現象の厄介な部分は、冷めるだけではなく「気持ち悪い」と嫌悪感を抱くケースが多いこと。その理由の多くは自分でも説明がつかない。
取材・文/高山 惠 イラスト/トーマス・オン・デマンド