タチカワブラインドは、コロナ禍を経てニーズが拡大している間仕切「プレイス」と「プレイス スウィング」をニューアル。2023年10月10日より発売を開始する。
新築住宅の価格上昇による中古住宅市場の拡大でリフォーム需要も増加
住宅市場では、原材料価格高騰による新築住宅の販売単価上昇等の影響から中古住宅物件に注目が集まっている。これに伴い、リフォーム需要も増加。
同社によれば従来からの広い空間を間仕切る用途のみならず、戸建住宅におけるリビングイン階段への設置によって冷暖房効率をあげたり、リビングに併設された和コーナーの洋室化、マンションのリノベーション工事での採用など、間仕切りを使うシーンも多様化しているという。
またオフィス市場でもテレワークとオフィスワークの併用が進む中で、業務効率化のため、執務者の人数の変動に合わせたフレキシブルな空間利用が求められている。
介護施設等においてはプライバシー保護を目的とした、多床室の個室化への改修工事が増加しており、非住宅シーンにおける間仕切り製品の需要も拡大していくものと推測される。
そんな背景の中でリニューアルされる新製品のポイントは以下のとおり。
採光窓にスモークをラインアップ(「プレイス」 「プレイス スウィング」)
新たな採光窓としてスモークをラインアップ。トレンドであるブラックを使用したインテリアにも合う、上品でシックな印象を与えてくれる。
また、クローゼットの扉やキッチン収納の目隠しとして使用することで、中の収納物をインテリアとして見せることができ、“見せる収納”としても活用できる。
日中など、仕切った奥の空間が明るい場合
夜間など、仕切った奥の空間が暗い場合
※採光窓「スモーク」は、空間の明るさや使用環境により見え方が異なります。
木目調のフレームが新登場(「プレイス スウィング」)
「プレイス スウィング」において、現在3色展開となっているフレーム色にホワイト、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウンの4色の木目調が追加される。
従来、木目調はパネルのみ選択することが可能で、フレームには木目調の設定がなかったが、フレームを含めた色の統一性を求めるニーズに応えるべく、今回フレームの形状を見直すことで、木目調にも対応することが可能となったという。
中桟が3本仕様のパネルデザインを拡充(「プレイス」)
従来2本までであった中桟(なかざん)を3本に拡充することにより、パネルデザインのバリエーションが拡大。また、これまで要望が多かった製作可能寸法の拡大にも応え、最大高さ3mまで対応することが可能となった。
上部開口パネルの導入(「プレイス」)
「プレイス」の上部のパネルを開口部とすることが可能となった。これにより、リビングの一角に設けたワークスペースや、医療介護施設の多床室などの冷暖房効率を高めることができる。
参考本体価格(税別)
・ 間仕切「プレイス」(格納方式・出入りの方法:引戸) 26万9500円~
・ 間仕切「プレイス スウィング」(格納方式・出入りの方法:引戸) 20万4400円~
(製品サイズ:幅190cm×高さ250cm(パネル2枚) フレーム:単色 採光窓:フロスト調の場合)
※パネルデザインや「格納方式」と「出入りの方法」の組み合わせにより製作可能寸法・価格が異なります。
※表示価格は消費税を含まないメーカー希望小売価格です。取付け費・工事費、物流諸経費等は含まれていません。
構成/清水眞希