超人気ラーメン店とのコラボ・・・「中華蕎麦とみ田監修 濃厚豚骨魚介鍋つゆ」(ミツカン)
コロナの影響が少しずつ収束しているにもかかわらず、自宅での食事機会は依然として多く、日常の食卓にちょっとした楽しさや非日常感を求める声も多い。鍋つゆの市場シェア5年連続No.1※1のミツカンが、今年の鍋戦略として打ち出しているのが、「鍋の楽しみ再開発(鍋のエンタメ化)」。
※1出典:インテージSRI+ 鍋つゆ市場(ストレートタイプ、濃縮タイプを含む) 2017年3月~2023年2月 メーカー別累計販売金額
そんな商品のひとつとしてミツカンは、「スープを楽しむ」という点で鍋と共通点があり、万人に愛されている「ラーメン」に着目。名店として知られる「札幌味噌拉麺専門店けやき」「中華蕎麦とみ田」監修の鍋つゆを発売した。
「ラーメンに対する熱い情熱とこだわりを持っているお二方に監修いただき、これまでにない物語やこだわりが感じられる商品が完成したと自負しております」(ミツカン)。
▲(左)「中華蕎麦とみ田監修 濃厚豚骨魚介鍋つゆ(750g)」は、じっくり煮込んだ豚骨の濃厚なスープに、宗田鰹、鯖、煮干しの3種の魚粉を加えた、コクがあって濃厚な味わいが特徴。(右)「札幌味噌拉麺専門店けやき監修 札幌味噌鍋つゆ(750g)」(各税抜き386円)じっくり煮込んだ豚骨、鶏がらに2種類の味噌をバランスよくブレンド、鶏油の風味と野菜の甘味を加えた、コク深い味わいが特徴。各386円(税抜き)
確かにラーメンと鍋は、「スープを楽しむ」という共通点はあるが、似て非なるもの。ラーメンとして美味しいとしても、果たして鍋つゆとして成立するのか疑問も浮かぶ。だが、「ラーメンはスープ単体で味が完成されていますが、鍋はつゆ単体では味が完成されません。そこで具材が煮込まれて旨みや甘みが溶けだした時に一体感ある、完成された味わいになるよう工夫しました」(ミツカン)
2品のうちまずは、お店で食べたことのある「中華蕎麦とみ田監修 濃厚豚骨魚介鍋つゆ」を試してみた。
お店そのままのインパクトのある味わいで、野菜が食べ進む
袋をよく振って鍋にあけると、ふんわり漂う魚粉の香りに、お店で食べた時の記憶がよみがえる。これはかなり近いのでは、と期待が高まる。
▲パッケージ裏で推奨している具材、豚肉、キャベツ、長ネギを使用。豆苗と豆腐を加えた
▲スープは豚骨の旨みと魚介系の旨みが濃厚で意外にさっぱり、かつ醤油のキレも感じられ、(ずいぶん前だが)お店で食べた時の記憶が鮮烈によみがえった
「中華蕎麦とみ田」といえば、つけ麺ブームの火付け役。太麺にからみつく濃厚なスープが特徴だ。「鍋はラーメンより圧倒的に野菜が多いので、野菜からの水分で味が薄まるのでは」「ラーメンスープの味を鍋つゆのボリュームで再現したら、塩辛く感じるのでは」と危惧していたが、どちらも杞憂だった。鍋つゆとしても過不足のない味の濃さなのだが、一般的な鍋つゆよりも動物性の旨みが濃厚なせいか、野菜が恐ろしいスピードで食べ進む。野菜嫌いの男性も、このスープなら喜んで食べるのではないだろうか。
商品発表会でミツカンの担当者が、「『中華蕎麦とみ田』のファンの方も、お店と同じ味だと太鼓判を押してくださいました」と胸を張って語っていたのも、納得の味だ。「とみ田さん監修の濃厚豚骨魚介鍋つゆは、適量ぽん酢を垂らしていただくと、柑橘の爽やかな香りや味わいが加わり、〆のラーメンをより一層楽しむことができます」(ミツカン)。
「今年の鍋つゆの売れ筋の傾向としては、安心や信頼を抱かせる『定番』に、非日常感や新しさを感じさせる『いつもとはちょっと違う楽しみ』の掛け合わせたものだと考えております」(ミツカン)とのことで、ミツカンではこの2品のほかに、人気の「〆まで美味しい™鍋つゆ」シリーズから「〆まで美味しい™ごま豆乳鍋つゆ<赤>」「〆まで美味しいまろみそ™鍋つゆ」の新しい味種2種を新発売するなど、25種類の鍋つゆをラインアップしている。