アドビは、コンテンツ制作アプリ「Adobe Express」の最新バージョンの一般提供をデスクトップ版にて開始した。
今回、一般提供が開始されたAdobe Express最新版の最大の注目ポイントは、生成AI機能「Adobe Firefly(ベータ版)」を搭載したところ。これにより、Adobe Expressにおいて、「テキストで画像作成」機能と「テキスト効果」機能を利用することができるようになったのだ。
しかも、Adobe Firefly(ベータ版)は日本語を含む100以上の言語のテキストプロンプトに対応しているため、英語が苦手なユーザーも手軽に活用することが可能だ。
さらに、クイックアクションに画像や動画の背景削除や、動画のトランジションを追加し、音声によるキャラクターのアニメーション化、画像のGIF変換などを実装。Creative Cloudアプリケーションとの綿密なワークフロー連携も可能となり、Adobe Express内でPhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブアセットにアクセスして編集したり、ファイル追加できるようにもなった。
なお、Adobe Firefly(ベータ版)を搭載した最新版Adobe Expressの提供は、現在のデスクトップ版に続いて、近日中にモバイル版でも予定しているとのこと。Adobe Expressでは無料プランのほか、プレミアムプラン(月額1,078円)も用意しているが、Adobe Firefly(ベータ版)を使用した新機能は無料プランでも利用可能だ。
また、Adobe Creative Cloudには、Adobe Expressプレミアムプランが含まれており、Adobe Expressの有料コンテンツや機能が利用可能。このほか、エンタープライズ版Adobe ExpressとAdobe Fireflyも用意している。
関連情報
https://www.adobe.com/jp/
構成/立原尚子