オープンAI「 ChatGPT」をメインに企画書の作成で利用する際のポイントから、「Bing」や「Bard」といったほかの関連サービスとの違いも徹底検証した超実践的な電子書籍「仕事に役立つ!ChatGPT超実践マニュアル」から一部抜粋し、日本語対応の生成AIのうち、オープンAIのChatGPT、マイクロソフトのBing、グーグルのBardという主要サービスを比較。それぞれの特徴と回答の違いについて、使ってみた感想とともに紹介する。
質問内容(8)最近、ノートPCの動作が遅いです。改善して動作を早める方法を3つほど教えてください。
PCのトラブルシューティングも生成AIにおまかせ。特にChatGPTでは3つの対処方法について詳しく解説してくれる。Bingは8項目を列記し、様々な方法から改善できるように提案。Bardは、まずは考えられる原因を明確にしたうえで対処方法を解説するなど、実に3者3様だ。
〈ChatGPTの回答〉
ノートPCの動作が遅い場合、いくつかの方法を試して改善できる可能性があります。以下に3つの方法を挙げます:
1.不要なプログラムやソフトウェアを終了させる:
ノートPCの動作を遅くする主な原因は、システムのリソースを占有する余分なプログラムやバックグラウンドで動作するアプリケーションです。タスクマネージャーを開いて、現在実行中のプロセスをチェックし、不要なものを終了させてください。特に、起動時に自動的に実行されるプログラムを見直すと良いでしょう。
2.ハードディスクの整理とデフラグメント:
ハードディスクがフルになると、システムの動作が遅くなることがあります。不要なファイルを削除してディスクの空き容量を確保し、デフラグメントツールを使用してディスクの断片化を最小限に抑えることで、データのアクセスがスムーズになる可能性があります。
3.ウイルススキャンとセキュリティソフトの更新:
ウイルスやマルウェアがノートPCの動作を遅くする原因になることがあります。定期的なウイルススキャンを実行し、信頼性のあるセキュリティソフトを常に最新の状態に保つことで、不正なプログラムの影響を最小限に抑えることができます。
〈Bingの回答〉
ノートPCの動作が遅い場合、以下の方法を試してみてください。
1.ディスクをクリーンアップする
2.プログラムの自動起動を解除する
3.一時的に保存されたファイルを削除する
これらの方法で改善されない場合は、以下の方法も試してみてください。
4.SSDを導入する
5.外付けドライブを追加する
6.メモリを増設する
7.HDDの最適化 (デフラグ)
8.ほこりを除去する
〈Bardの回答〉
ノートPCの動作が遅い原因はいくつか考えられますが、以下3つが一般的です。
・メモリが不足している
・ハードディスクドライブが遅い
・ウイルスやマルウェアに感染している
これらの原因を特定し、対策を講じることでノートPCの動作を改善することができます。
メモリが不足している場合、メモリを増設することで改善できます。ハードディスクドライブが遅い場合、SSDに交換することで改善できます。ウイルスやマルウェアに感染している場合、ウイルス対策ソフトで駆除することで改善できます。
※回答の記載内にある太字の強調は特徴をわかりやすくする編集上のものです。
結論!
ChatGPTは万能ではないものの相談相手としては◎
現状では2021年までの情報しか学習していないので、ニュースの確認や近況のリサーチには不向き。アイデア出しや相談事項などに利用するのがいいだろう。
Bingは最新ニュースに強く、情報収集に向く
Bing検索の結果を回答に反映することから、最新情報を調べたり、店舗情報をチェックしたりするのに向く。なお、各種相談の回答についてはやや物足りない印象。
Bardはアイデア出しが得意で視野を広げられる
試験運用中につき、回答が得られないことも多く、実用度は低い印象。ユニークな回答を提示することもあり〝セカンドオピニオン〟として利用するのはアリだ。
構成/DIME編集部
仕事ですぐ使える神プロンプトを大公開!超保存版の電子書籍「ChatGPT超実践マニュアル」が発売中
以前から存在するチャットボットのように「会話が嚙み合わない」ことがなく質問に対して流暢な言語で回答してくれる生成AI検索。世の中に存在するほとんどの仕事に対して、多大なる影響を与えるといわれている。そんな生成AIを使って仕事を効率化する方法を、様々な視点から紹介。オープンAI「 ChatGPT」をメインで取り上げながら、企画書の作成で利用する際のポイントから、「Bing」や「Bard」といったほかの関連サービスとの違いも徹底検証! ChatGPTをはじめとする生成AIの〝実践マニュアル〟を、あなたの仕事にぜひ役立ててほしい。