オープンAI「 ChatGPT」をメインに企画書の作成で利用する際のポイントから、「Bing」や「Bard」といったほかの関連サービスとの違いも徹底検証した超実践的な電子書籍「仕事に役立つ!ChatGPT超実践マニュアル」から一部抜粋し、日本語対応の生成AIのうち、オープンAIのChatGPT、マイクロソフトのBing、グーグルのBardという主要サービスを比較。それぞれの特徴と回答の違いについて、使ってみた感想とともに紹介する。
質問内容(5)以下3つの駅の周辺で1時間ずつ商談するとした場合、10時から18時まで効率よく回るルートを提案してください。
心斎橋駅 天満橋駅 玉造駅
出張の際にどんなルートで回るのかを、生成AIに提案してもらうのもアリだ。中でも厳密なプランを提案してくれるのがBing。各乗車時間や距離をもとに効率的で短時間で済む予定を提示してくれた。ChatGPTはかなり余裕を持ったスケジュールを回答。Bardが生成した回答は食事や休息のことまで考慮されているのがおもしろい。
〈ChatGPTの回答〉
商談を効率よく回るために、以下のルートを提案します。ただし、交通機関の混雑や遅延などを考慮して、余裕を持って移動できるようにしてください。
10:00 – 11:00: 心斎橋駅周辺での商談
11:00 – 12:00: 移動(心斎橋駅から天満橋駅へ)
12:00 – 13:00: 天満橋駅周辺での商談
13:00 – 14:00: 移動(天満橋駅から玉造駅へ)
14:00 – 15:00: 玉造駅周辺での商談
15:00 – 16:00: 移動(玉造駅から心斎橋駅へ)
16:00 – 17:00: 心斎橋駅周辺での商談
17:00 – 18:00: 残りの時間を使って希望があれば前回の商談のフォローアップなどを行う
このルートでは、1時間ずつの商談を順に回るだけでなく、移動時間を最小限に抑えるようにしています。午前中と午後の商談の間には、各駅周辺でのランチタイムや休憩を挟むことで、スケジュールをよりバランス良くしました。ただし、商談の時間帯や商談先の場所によっては、柔軟に対応することが重要ですので、実際のスケジュールを組む際にはそれらを考慮に入れて調整してください。
〈Bingの回答〉
はい、喜んでお手伝いします。
心斎橋駅、天満橋駅、玉造駅の間の移動時間と距離を調べました。心斎橋駅から天満橋駅までは、地下鉄御堂筋線で約5分、1.8kmです。 天満橋駅から玉造駅までは、地下鉄谷町線で約9分、4.6kmです。 玉造駅から心斎橋駅までは、JR環状線と地下鉄御堂筋線で約21分、7.2kmです。
この情報をもとに、以下のようなルートを提案します。
・10時に心斎橋駅で商談開始
・11時に商談終了
・11時5分に心斎橋駅発
・11時10分に天満橋駅着
・11時30分に天満橋駅で商談開始
・12時30分に商談終了
・12時45分に天満橋駅発
・12時54分に玉造駅着
・13時15分に玉造駅で商談開始
・14時15分に商談終了
・14時30分に玉造駅発
・14時51分に心斎橋駅着
このルートなら、移動時間は合計で35分で済みます。
残りの時間はお好きなようにお使いください。
いかがでしょうか?
〈Bardの回答〉
心斎橋駅からスタートして、天満橋駅、玉造駅の順に回るのが効率的だと思います。
心斎橋駅周辺には、多くの商店や飲食店が立ち並んでおり、商談場所も豊富です。11時から12時にかけて、心斎橋駅周辺で商談をすると、昼食もすぐに済ませることができます。
13時からは、天満橋駅周辺で商談をします。天満橋駅周辺は、大阪城や大阪城公園など、歴史的な観光スポットが点在しています。商談の合間に、観光も楽しむことができます。
15時からは、玉造駅周辺で商談をします。玉造駅周辺は、温泉街として有名で、商談の疲れを癒すことができます。
18時には、玉造駅周辺で商談を終了し、帰宅します。
このルートであれば、10時から18時までの間に、3つの駅周辺で効率的に商談をすることができます。
※回答の記載内にある太字の強調は特徴をわかりやすくする編集上のものです。
構成/DIME編集部
仕事ですぐ使える神プロンプトを大公開!超保存版の電子書籍「ChatGPT超実践マニュアル」が発売中
以前から存在するチャットボットのように「会話が嚙み合わない」ことがなく質問に対して流暢な言語で回答してくれる生成AI検索。世の中に存在するほとんどの仕事に対して、多大なる影響を与えるといわれている。そんな生成AIを使って仕事を効率化する方法を、様々な視点から紹介。オープンAI「 ChatGPT」をメインで取り上げながら、企画書の作成で利用する際のポイントから、「Bing」や「Bard」といったほかの関連サービスとの違いも徹底検証! ChatGPTをはじめとする生成AIの〝実践マニュアル〟を、あなたの仕事にぜひ役立ててほしい。