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日本人女性のマスターベーションの回数、世界で最も少なく年平均51回

2023.08.19

2022年の出生数は統計開始以来、はじめて80万人を下回り少子化問題が深刻化している。では日本人の性欲はどのように推移しているのだろうか。

セクシャルウェルネス製品のグローバルリーダー、Lovehoney Groupが展開するプレジャーテックブランド「Womanizer(ウーマナイザー)」は、日本を含む世界11か国の14,816人の参加者を対象とした、世界のマスターベーション・ギャップ調査(自慰行為における男女の格差)を公開した。

世界で見る、男女のマスターベーション・ギャップ

ウーマナイザーは、女性が性的プレジャー(快楽、快感、悦び等)を感じることが社会でタブー視されていることに注意を喚起すべく、2020年から男女のマスターベーション・ギャップ調査を開始。今回は、4回目の調査になる。

ウーマナイザーのイコール・マスターベーション・デーは、国際連合(UN)によって定められた「Equal Pay Day(イコール・ペイ・デー)」と同じ論理に従って計算されている。

男性と比較すると1月1日からこのイコール・マスターベーション・デーと定められたその日まで女性はマスターベーションをしておらず、その日から男性と同じ量のマスターベーションを行うという計算になる。

調査した国ごとのイコール・マスターベーション・デーは以下の通り。

世界全体として、昨年に比べてマスターベーションをしていると回答した男性が増えている。

女性は1年に平均70回マスターベーションを行うのに対して、男性は平均166回行う結果となり、世界の男女のマスターベーション・ギャップは58%という計算になった。この格差は昨年の47%より11%拡大している。

これまでの調査同様、男性の方が平均的にマスターベーションを行う回数が多い傾向が続いている。男女ともにマスターベーション率が最も高いのはアメリカで、アメリカ人男性は1年に平均145回、女性は平均90回行っていることがわかった。

日本人男女のマスターベーション・ギャップと性欲レベル

昨年の調査に比べて日本人男女のマスターベーション率がわずかに増加したものの、日本人女性のマスターベーションの回数は世界で最も少なく、男性が1年に平均150回(昨年より25%増)のマスターベーションを行うのに対して、女性は平均51回(昨年より約9%増)しか行っていないことがわかった。

これにより、日本のマスターベーション・ギャップは、前年の53%から66%までに拡大し、2021年以来再び世界最下位という結果に。

したがって、日本のイコール・マスターベーション・デーは、2023年8月29日になる。また、41%の女性、11%の男性がマスターベーションを全くしないと回答。

一方、世界では、25%の女性がマスターベーションを全くしないと回答。日本は世界平均より15%高く、この数字は世界的に見ても比較的高い方だ。

マスターベーション・ギャップが拡大している中、性欲レベルも男女の間で差があるのか疑問が生じる。そこで参加者に自身の性欲レベルを1~10の段階で表してもらったところ、日本人男女の性欲レベルにも変化が見られた。

昨年の調査で日本人男性の性欲レベルの平均が5.33、女性の平均が4.15だったのに対して、今年の最新調査では男性の性欲レベルの平均が6.1、女性の平均が4.5となり、男女ともに上昇傾向にあるように見受けられたが、やはり男性の方が性欲レベルが高いようだ。

しかし、世界平均で見ると、日本人男女の性欲レベルは最も低く、世界最下位という結果になった。調査国の中で性欲レベルが最も高い国は、スペイン(男性:7.6、女性:6.5)、香港(男性:6.9、女性:6.7)、アメリカ(男性:7、女性:6)という結果に。

経済的な不況と男女格差が及ぼすセクシャルウェルネスへの影響

2023年6月に世界経済フォーラム(WEF)が発表した「Global Gender Gap Report 2023(世界男女格差報告書 2023)」によると、日本のジェンダーギャップ指数は146か国中125位であり、G7諸国中でも最下位となり、2006年以来過去最低の順位となっている。

経済分野においては123位であり、同一労働に対する男女の賃金格差や推定勤労所得の男女比など、経済的な格差が見られた。

マスターベーション・ギャップが拡大したことを受け、ウーマナイザーのセクソロジスト(性科学者)でユーザー・リサーチ責任者のElisabeth Neumann(エリザベス・ノイマン)は、さまざまな要因が考えられる中、経済的な不況もそのひとつであると主張している。

「ある研究によると、女性はインフレーションの影響を受けやすく、男性に比べて統計的に収入が低い傾向にあると言われています。これによる経済的な不安や将来への不安感は、女性のマスターベーションに影響を与える可能性があります。

不確実な経済状況はストレスを引き起こし、それが性欲減退につながります。セルフケアに割く時間、精神的な余裕やエネルギーが少なくなり、自分を労わる心身のケアの優先順位が低くなりがちです。

今回のマスターベーション・ギャップ調査は、男女のセクシャルウェルネス(性的健康)に関する重要な問題や課題を浮き彫りにしています。女性の性的プレジャーへのタブーを払拭し、男女平等な社会を目指すためにも、この問題に対する意識を高めることが重要です」

関連情報:https://www.womanizer.com/jp/

構成/Ara

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