新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、多くの観光地や海水浴場で行動制限のないレジャーが楽しめるようになった。4年ぶりに心置きなく休暇が楽しめるとあって、長距離ドライブをする機会も増えてきている
ホンダアクセスは、自家用車を運転することがある20歳~59歳の男女で、家族で長距離ドライブ(片道100km以上のドライブ)をしたことがあるドライバー1,000人(男性500人、女性500人)に対し「家族での長距離ドライブに関する調査2023」をインターネットリサーチで実施したので、注目のポイントをピックアップして紹介しよう。
何キロ以上の渋滞で一般道に降りる?高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ているときのドライバーの対応
全回答者(1,000名)に、高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたら、どのようにすることが最も多いか、渋滞の長さ別に聞いた。
「5kmの渋滞のとき」と「10kmの渋滞のとき」では「ルート変更せずそのまま走行を続ける」(5kmの渋滞68.4%、10kmの渋滞36.5%)が最も高くなり、「20kmの渋滞のとき」「30kmの渋滞のとき」「40kmの渋滞のとき」では「一般道に降りて走行を続ける」(20kmの渋滞34.6%、30kmの渋滞43.1%、40kmの渋滞46.5%)が最も高くなっている。
10kmまでの渋滞では、渋滞によって走行速度が落ちても高速道路を走り続ける人が多く、20km以上の渋滞では、自由にルートを選択できる一般道に降りることを選択する人が多いようだ。
続いて片側3車線の高速道路が渋滞した場合、どのように走行することが最も多いか聞いたところ、「ずっと真ん中の車線を走行する」(31.5%)が最も高くなり、「ずっと一番左側の車線を走行する」(23.3%)、「車線変更を繰り返しながら走行する」(22.9%)と続く結果に。
男女・年代別にみると、50代男性では「車線変更を繰り返しながら走行する」と「ずっと真ん中の車線を走行する」が同率(いずれも27.0%)で1位、20代・30代女性では「ずっと一番左側の車線を走行する」(32.0%)が1位であった。
渋滞中の車内での過ごし方1位は「おしゃべり・会話」!「歌を歌う」「しりとり」「クイズ・なぞなぞ」といった回答も
全回答者に、自身や家族は、渋滞中、車内でどのようにして過ごしているか聞いたところ、「おしゃべり・会話をする」(54.5%)が最も高くなった。
家族とのおしゃべりや会話を楽しむことによって、渋滞によるストレスやイライラした気持ちを紛らわせている人が多いのではないだろうか。
次いで高くなったのは、「音楽を聴く(スマホをカーオーディオにつなげて)」(44.6%)、「音楽を聴く(CDで)」(35.6%)、「TVを観る」(30.1%)、「ラジオを聴く」(22.5%)であった。好きな音楽や、TV・ラジオの番組を楽しんでいる人が多いよう。
「歌を歌う」(14.7%)、「しりとりをする」(11.7%)、「クイズ・なぞなぞをする」(8.4%)といった回答も見られ、好きな歌やその場で簡単に楽しめる言葉遊びなどで車内の雰囲気を盛り上げている人もいた。
長距離ドライブで助手席の家族にやってもらえるとうれしいこと1位は「飲み物・お菓子の手渡し」
長距離ドライブの際に、助手席の家族にやってもらえるとうれしいことを聞いたところ、「飲み物・お菓子の手渡し」(48.7%)が最も高くなり、「(自分の)話し相手になる」(35.3%)、「カーナビの操作」(32.2%)、「道案内」(29.1%)、「運転疲れを気遣う(休憩を勧めるなど)」(28.5%)と続いた。
男女別にみると、「カーナビの操作」(男性24.0%、女性40.4%)や「道案内」(男性16.6%、女性41.6%)は男性と比べて女性のほうが15ポイント以上高くなっている。
女性には、助手席の家族に対し、車載カーナビやカーナビアプリなどを使い、最適な走行ルートをタイミングよく教えてくれることを期待する人が多いようだ。
家族との長距離ドライブで行きたいところTOP3は「ご当地グルメめぐり」「テーマパーク・遊園地」「ショッピング」
今年(2023年)の夏、家族で長距離ドライブをしたい人(805名)に、家族との長距離ドライブの際、ドライブ先で行いたいこと・行きたいところを聞いた結果、1位「ご当地グルメめぐり」(45.3%)、2位「テーマパーク・遊園地」(40.6%)、3位「ショッピング」(37.3%)、4位「湯めぐり」(34.0%)、5位「景勝地めぐり」(33.2%)となった。
昨年の調査結果と比較すると、「海水浴」は2022年11位→2023年9位と上昇し、TOP10入りを果たしている。
年代別にみると、20代・30代では1位「テーマパーク・遊園地」(54.5%)、2位「動物園・水族館」(52.7%)、40代では1位「テーマパーク・遊園地」(48.5%)、2位「ご当地グルメめぐり」(42.1%)、50代では1位「ご当地グルメめぐり」(49.5%)、2位「景勝地めぐり」(42.4%)となった。
昨年の調査結果と比較すると、20代・30代では、「花火」(2022年6位→2023年3位)と、「ご当地グルメめぐり」」(2022年7位→2023年5位)が順位を上げ、TOP5入りをしていた。