毎年小学生が頭を悩ませる夏休みの宿題。ドリルをはじめ読書感想文、自由研究など、親の手伝いが必要になる家庭も多いのではないだろうか。
イオレはこのほど、同社が運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の小学生の子どもを持つ子育て世帯を対象に、「夏休みの宿題に関するアンケート」についてのアンケートを実施し、270件の有効回答を得た。
夏休みの宿題、9割の小学生が早めにor計画的に宿題を終わらせている
Q1.お子さまの学年を教えてください。(複数いらっしゃる場合は上の子の学年をお答えください。)
Q2.お子さまの夏休みの宿題の進め方について教えてください。
子どもの夏休みの宿題の進め方についての設問では、「計画的に毎日少しずつ取り組む」が約5割と、2人に1人が計画的に進めているという結果に。「夏休みはじめのうちに全部終わらせる」は41.5%と、前年から3.9%上昇した。
年々宿題を早めに終わらせ、旅行や習い事、自主学習といった宿題以外のことに集中する子どもが多くなっている傾向が見受けられる。
全体の9割近くが夏休みの終わりに慌てることなく宿題を終えており、計画的に宿題を進めている子どもが多いことが伺える。宿題の進め方について自由回答形式で理由を聞いたところ、様々な回答が寄せられたので、その一部を紹介する。
[夏休み始めのうちに全部終わらせる]
・少年野球や家族での外出が予想されるため、時間のあるときに消化する
・長期休暇という特性上、平時においてもできる学びはなるべく早めに終わらせ、宿泊体験や、早朝・深夜でなければ体験できない学びができるようにするため
・一学期に苦手だったところを学習し直す時間をとるため
[計画的に毎日少しずつ取り組む]
・宿題には学習の積み重ねの意味もあるから
・サッカーの合宿までに終わらせてくること、と約束があるので夏休み初日に宿題を書き出す
・全部最初に終わらせてしまうと後半何も勉強しなくなってしまいそうなので、少しずつ毎日やった方が良い
[ノープランで最後に慌ててやる]
・家で子供が1人で過ごすことが多いので、親のチェックが甘いから
・計画的にやるよう声かけしても、遊びや習い事が忙しく後回しになりがちな為
[全部終わらせることができないまま新学期を迎える]
・やらないといけないというのはわかっているが、たらだら過ごす
・ずっと終わらせずに新学期を迎えていたので、今年も終わらせずに新学期を迎えることになると思う
残りがちな宿題&親が手伝う宿題は今年も「読書感想文」&「自由研究」
Q3.夏休みの宿題で最後まで残りがちな宿題は何ですか。
Q4.夏休みの宿題で親が手伝う宿題は何ですか。
最後まで残りがちな宿題1位は「読書感想文」、親が手伝う宿題1位は「自由研究」と、3年連続で同じ結果となった。残りがちな宿題として「読書感想文」が選ばれた理由としては、「本を読んで内容を理解しないと感想が書けないから」「本を読み込むのも時間がかかり、その後に書いた文章を一度添削して、書き直させるから」といった意見も。夏休みの宿題に頭を悩ませるのは子どもだけではないようだ。
Q5. 夏休みの宿題は子供にとって必要だと思いますか。
夏休みの宿題は必要か、という質問に対しては「必要だと思う」と答えたのが63.7%、「不必要だと思う」と答えたのは6.7%という結果に。その一方で、宿題は必要だとは思うものの内容に対しては不満を持つ回答が29.6%という結果になった。