Pixar、Adobe、Apple、Autodesk、NVIDIAは、Linux Foundationの関連団体であるJoint Development Foundation (JDF)とともに、PixarのUniversal Scene Descriptionテクノロジの標準化、開発、発展、成長を促進する Alliance for OpenUSD (AOUSD) を発表した。
Pixar Animation Studiosによって開発された OpenUSDは、高性能な3Dシーン作成のためのテクノロジであり、ツール、データ、ワークフローにまたがる強固な相互運用性を提供している。OpenUSDのパワーと柔軟性は、新しい産業やアプリケーションのニーズを受け入れる理想的なコンテンツプラットフォームとなっている。
本アライアンスは、Open Universal Scene Description (OpenUSD) の機能を推進することで、3Dエコシステムの標準化を目指している。3Dツールやデータの相互運用性を高めることで、アライアンスは、開発者やコンテンツ制作者が大規模な3Dプロジェクトを作成、構成、シミュレーションできるようにし、3D対応の製品やサービスをますます幅広く構築できるようにするとしている。
また、OpenUSDの機能を詳細に記述した仕様書を作成する。これにより、互換性を高め、より広範な採用、統合、実装を可能にし、ほかの標準化団体による仕様への組み込みを可能にする。
なお、Linux FoundationのJDFは、OpenUSD仕様のオープンで効率的かつ効果的な開発を可能にすると同時に、国際標準化機構(ISO)による承認への道筋を提供するため、本プロジェクトの拠点として選ばれたとのこと。
AOUSDは、業界全体によるテクノロジの拡張を共同で定義するための主要なフォーラムを提供し、OpenUSDの将来の形成に参加する幅広い企業や組織を募集している。
関連情報(英語)
https://nvidianews.nvidia.com/news/aousd-to-drive-open-standards-for-3d-content
https://blogs.nvidia.com/blog/2023/08/01/openusd-alliance-3d-standard/
構成/立原尚子