オフラインでも利用できる？Googleマップで日本地図をダウンロードするとできること

2023.08.14

スマートフォンアプリやPCブラウザから利用できるGoogle マップ。特にスマートフォン向けアプリは、屋外でも現在地を確認しながら、目的地までのナビゲートができるため、多くの人が活用しているでしょう。

そんなGoogle マップアプリには、地図をダウンロードする機能が搭載されているのをご存じでしょうか。本記事では、Google マップで日本地図をダウンロードするとできることや、ダウンロードの方法について紹介していきます。

Google マップで日本地図をダウンロードすると何ができる？

Google マップで地図をダウンロードする大きなメリットは、オフライン時にもマップ機能が利用できるという点。スマートフォンは、データ通信を行っていなくてもGPS機能が使えるので、目的地までのルート検索や場所の検索といった機能が利用できます。

オフラインでマップ機能が利用できると、電波環境が悪い場所でも快適に目的地の検索ができるほか、データ通信量の節約という意味でも便利です。

Google マップで地図をダウンロードする際には、特定の範囲を指定することになります。この際、一括でダウンロードできる範囲には上限があります。

つまり、日本地図を丸ごと一括でダウンロードするといった操作はできないので、日本全土のデータをダウンロードしたい場合は、複数回に分けて作業を行う必要があります。

Google マップで地図をダウンロードする場合、指定した範囲のデータ容量がどれくらいかが表示されます。日本全体の地図をダウンロードした際のデータ量は不明ですが、10GB近いデータ容量が必要になると考えられるので、スマートフォン本体のストレージ容量を事前に確認しておくのがおすすめです。

また、SDカードを挿入できるスマートフォンであれば、地図のデータをSDカードに保存することもできます。

ダウンロードにかかる時間は、指定する範囲や通信環境によって異なりますが、広い範囲のデータをダウンロードする場合は、ある程度の時間を要するので、時間に余裕のあるタイミングで、Wi-Fiに接続した状態で作業を行うのがおすすめです。

では、Google マップアプリを使って、実際に日本地図をダウンロードする方法を見ていきましょう。今回はAndroid 13を搭載したGoogle Pixelスマートフォンを使用していますが、iPhoneやそのほかのAndroidスマートフォンでも、操作方法はほぼ共通となっています。

1．Google マップアプリを開き、右上のプロフィール写真（またはイニシャル）をタップします。

2．「オフラインマップ」に進みます。

3．「自分の地図を選択」に進みます。

4．任意の範囲を指定し、下部の「ダウンロード」をタップします。

5．地図のダウンロードが完了すると、「ダウンロードした地図」に一覧が表示されます。地名をタップすれば、どの範囲のデータをオフラインで利用できるのかが確認可能。データの有効期限はおよそ1年間となっており、最新バージョンをダウンロードしたい場合は、「更新」をタップします。

Google マップで地図をダウンロードした場合、下図のように「現在地の検索」や「目的地の検索」ができます。

また、「経路検索」も可能ですが、筆者が試したところ、車でのルートしか確認できず、徒歩、電車のルートは検索することができませんでした。

※データは2023年8月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦