1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並び、三大流星群の一つとして知られる8月のペルセウス座流星群。
ウェザーニューズではこのほど、8月13日夕方に活動の極大を迎えるペルセウス座流星群の観測を楽しめるよう、13日夜〜14日明け方の全国の天気傾向を発表した。
気になる天気は? 中国・四国・九州で観測チャンスあり
ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と共に三大流星群の一つとされており、観測できる流星の数は年間でも1・2位を誇る流星群。今年は8月13日17時頃に活動の極大を迎えるため、一番の見頃となる13日夜から14日明け方にかけてが観測のチャンスだ。
13日夜から14日明け方にかけては、台風7号の影響を受けるところが多く、北海道から近畿の広い範囲で流星観測は難しい予想だ。台風の接近により荒天のおそれがあるため最新の気象情報を確認するようにしてほしい。
四国・中国・九州は台風から離れており、流星観測のチャンスがある。太平洋側ほどチャンスが大きい予想だ。東北日本海側と北陸は、台風の接近が遅れる場合は流星観測のチャンスがありそうだ。
なお、台風7号の進路によっては、今後見解が大きく変わる可能性がある。
活動のピークは13日17時頃、放射点が空高く昇る深夜〜明け方に観測チャンスが高まる
2023年のペルセウス座流星群は、8月13日17時頃に活動の極大を迎える。国立天文台によると、目立って多くの流星が出現するのは11〜14日の4夜の予想だ。
放射点(※)が空に昇る21時頃から流星が出現するようになり、放射点が空高くに昇る明け方に近づくにつれて流星の数は多くなる見込みだ。空の暗い場所で観察した場合の流星数は、14日夜明け前には1時間あたり30個程度、13日夜明け前には1時間あたり25個程度の流星が期待できる。
流星はペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れる。月明かりを視界に入れないようにしながら、できるだけ空を広く眺めるようにして見てみてほしい。
※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点
出典元:株式会社ウェザーニューズ
構成/こじへい