鈴木福がプレゼン!新発想アプリ『ジオドライブ』ローンチ
自分は法定速度を守って車を運転しているのに、後続車に煽られてしまった。そういうことは決して少なくないのでは?
それは一般道でも高速道路でもあり得ることだ。では、何かしらのきっかけで皆が競うように安全運転を心がけるようになれば、「後続車の煽り」もなくなるはずではないか?
たとえば、安全運転をすればするほどマイルやポイントが貯まっていくアプリがあれば――。
そのような「大逆転」に挑戦しようとする『ジオドライブ』というスマホアプリが、このほど発表された。
安全運転を認識・判別するアプリ
地図事業で知られるジオテクノロジーズは、全国津々浦々の道路のデジタルデータを取得している。
そのデータを生かせば、たとえば「この区間の法定速度は時速40kmです」ということをリアルタイムでドライバーに伝えるスマホアプリも開発可能だ。いや、法定速度を伝えるだけではない。「この区間をこの速度で走ればマイルが貯まる」ということも実施できる。
法定速度を守ればマイルが蓄積され、しかもそれはギフトや電子マネーとして受け取ることも可能! こ、これは夢のような話だぞ!?
8月3日から企業向けにβ版の提供が開始された『ジオドライブ』、来春には一般ユーザーへの提供が予定されている。専用デバイスを揃える必要はなく、スマホアプリをインストールするだけでジオテクノロジーズの地図データを活用した「安全運転ナビゲーション」が実行される。
法定速度だけでなく、一時停止も判別してくれるという。この一時停止というのは、つい無視しがちだ。筆者自身も自宅の近所の一時停止を早々に走り抜けてしまい、警察官に切符を切られたことが。
「みんながやってるから自分も」という発想は嫌いだが、現実問題「一時停止無視」はやらかしがちな違反ではないかと思う。
が、もしも一時停止をきっちり守ればマイルが発生するという仕組みが導入されたらどうだろうか? 文字通り、みんなが競うようにして一時停止を守るに違いない。
福くん登場!
8月3日に行われたジオテクノロジーズの記者発表会では、俳優の鈴木福さんが登場。『ジオドライブ』に関するプレゼンを行った。
福くん……いや、もう「福さん」と呼んだほうがいい年頃である。今年6月で19歳。そして、大抵の人はこの年頃に運転免許を取得するのではないか。
「運転免許取得から半年ほど経った頃合いが危ない」とは、どの地域でもよく言われる。中途半端に運転に慣れてしまったせいで、どこかで無茶をしてしまうのだ。
当初はしっかり守っていた一時停止も、いつの間にか守らなくなる。が、こういう場面で『ジオドライブ』あれば若葉マークの初心者ドライバーでも運転歴数十年のベテランドライバーでも、ショートカットを意図した交通違反はしなくなるはずだ。