夏休みにファミリーマート「40%増量作戦」を実施する意義とは?
ファミリーマートの「40%増量作戦」は、今年も実施されている。
値段を変えることなく、量を大幅に増量するこのキャンペーンは2021年から毎年期間限定で行われ、その度に大好評を得ている。何しろ、普段見慣れた食品が一気に巨大化するのだ。そして今年は、あのファミチキも大きくなった。
うん、美味い! これだけで今日のおやつは十分だ! というわけで、今日は40%増量作戦のラインナップの食レポを……と言いたいところだが、そういうことは他のメディアの記者がやっている。
ここは「このキャンペーンが我々の生活にどのような影響をもたらすのか」ということを、広域的に考察したいと思う。
恐ろしくデカいファミチキ
この記事は2023年8月8日に執筆している。
40%増量作戦は、第2週を迎えた。従って、今の時点で既に販売が終了しているものもある。が、この記事で書くことは「キャンペーンの意義」でもあるため、今の時点でどれが売られているかはあまり気にしないようにする。
7月31日に都内で実施された記者会見では、ファミチキと『天使のチーズケーキ』が来場の記者に配られた。
何というか……やっぱりデカい! ファミチキなどは、小学生の足ほどはあるのでは?
この日、筆者は事故渋滞にハマってしまったせいで何も食べていなかった。だから、これだけ大きいフライドチキンは非常に嬉しい! 腹が減って腹が減って仕方なかったのだ。
しかし、ここで考えるべきは筆者の腹の中ではなく「この時期にこのキャンペーンを実行した意義」だ。
食品値上げは去年よりは落ち着いてきたというが、まだまだ気を抜けない状況だ。ウクライナの穀物輸出合意からロシアが離脱したこともあり、これからまた「値上げラッシュ」が発生するかもしれない。いずれにせよ、食品価格が安くなることはまだないだろう。
故にこのキャンペーンは、ある種の「社会貢献活動」ではないか。