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費用は?必要書類は?車検証を紛失した時に再発行してもらう方法

2023.09.18

車検証の紛失には、さまざまなリスクが伴うため、迅速に再発行の手続きをする必要があります。主な紛失のリスクと再発行に必要な書類やかかる時間・費用などについて紹介します。再発行の方法を確認し、スムーズに手続きをしましょう。

車検証を紛失するリスク

車検証は、紛失しないように心掛けることが大切ですが、万が一紛失してしまったときは、速やかに再発行の手続きをしましょう。そのまま放置したり、先延ばしにしたりすると、さまざまなリスクがあります。まずは、紛失するとどのようなリスクがあるかを見ていきます。

携帯せずに車を運転すると罰則が科せされる

自動車を運転する際は、道路運送車両法において、常に車検証を携帯することが義務付けられています。

そのため、車検証を紛失したまま公道を運転すると、法律違反となり罰金が科せられます。罰金は50万円以下と金額も大きいため、注意が必要です。

なお、車検証の再発行のために自動車を移動させる際も運転ができません。車検業者やレッカー車を利用するか、自動車臨時運行許可(仮ナンバー)を取得して運転する必要があります。

自動車臨時運行許可は、運輸支局などへ運行する場合など限られた目的に利用され、必要最小限の期間のみ貸し出されるものです。

参考:道路運送車両法「第66条」「第109条」|e-Gov

さまざまな手続きができない

車検証がないと、車検更新や登録抹消などのさまざまな手続きができなくなります。

例えば、車検更新には車検証が必要です。車検の更新ができず期限が切れてしまうと、公道を運転できなくなります。通勤などで毎日のように自動車を利用している人は、特に注意が必要です。

また、廃車にしたくても車検証がないと抹消手続きができません。つまり、運転できない状態の自動車だとしても、車検証がないと廃車にできないため、自動車税を納め続けることになります。

なお、車検証がないと自動車保険に加入することもできません。

盗難の場合、悪用されることも

自動車を運転する際は、車検証を携帯する義務があるため、車内に保管している人が多いでしょう。しかし、車内に保管していると盗難に遭うリスクがあり、盗まれてしまった場合は悪用される可能性もあります。

車検証には、氏名や住所など個人情報が記載されており、個人情報流出などの危険があるからです。キャッシュカードなどと比べると悪用される可能性は低いですが、盗難に気付いたら速やかに警察への届け出と車検証再発行の手続きをしましょう。

定期的に車検証があるか確認するように心掛けると、盗難や紛失に気付かずに運転してしまうリスクを回避できます。

車検証の再発行に必要な書類

車検証

(出典) pixta.jp

再発行に必要な書類に不備があると、手続きができず二度手間になってしまうため、事前にしっかり確認することが大切です。必要な書類は、普通自動車と軽自動車で異なるので、それぞれの場合について紹介します。

普通自動車の場合

再発行に必要な書類は、以下の通りです。

  • 申請書
  • 手数料納付書(自動車検査登録印紙350円)
  • 理由書
  • 本人確認書類
  • 委任状(必要な場合のみ)

本人確認書類は、運転免許証やパスポート、健康保険証などが使えます。委任状は業者など代理人に手続きを依頼する際に必要で、自分で手続きする場合は不要です。

申請書類は、管轄の運輸支局公式サイトから印刷することも可能で、自宅で落ち着いて準備をすることができます。また、当日、窓口で受け取って記載する時間を省けるというメリットもあります。印刷する際は、用紙の種類や印刷の際の注意点があるため、事前に確認しましょう。

参考:自動車検査証再交付|関東運輸局

軽自動車の場合

軽自動車の場合は、下記の書類をそろえます。

  • 申請書
  • 手数料納付書(350円)
  • 申請依頼書(必要な場合のみ)

普通自動車のように、本人確認書類や理由書を準備する必要はありません。申請依頼書は、業者など代理人に手続きを代行してもらうときのみ必要です。

申請書類は、軽自動車検査協会の公式サイトから印刷して使用することが可能です。印刷する際の注意点に従っていないと、記入し直さなければなりません。事前に注意点を確認してから印刷しましょう。

参考:自動車検査証(車検証)の再交付|軽自動車検査協会

車検証を再発行する方法

資料に書き込む手元

(出典) pixta.jp

スムーズに手続きができるように、再発行の流れをしっかり把握しておきましょう。また、普通自動車と軽自動車では、申請する場所が異なります。間違えてしまうと手続きができないので、必要書類だけでなく申請場所についても確認しておきましょう。

車検証を再発行する場所

普通自動車の場合は、管轄の運輸支局もしくは自動車検査登録事務所で手続きをします。管轄の運輸支局や自動車検査登録事務所が不明の場合は、国土交通省の『自動車検査登録総合ポータルサイト』で確認しましょう。

軽自動車の場合は、軽自動車検査協会の事務所で手続きをします。管轄の事務所については、軽自動車検査協会の公式サイトに掲載されています。

受付時間は、いずれも8時45分~11時45分と13時~16時が一般的です。ただし、事務所によって異なるケースもあるため、事前に確認しましょう。

参考:自動車検査登録総合ポータルサイト|国土交通省
参考:全国の事務所・支所一覧|軽自動車検査協会

必要書類に記入をする

必要書類を集め、窓口で申請書や手数料納付書、理由書を受け取ります。申請書と理由書の見本が用意されていれば、それらを見ながら間違いがないように記入しましょう。

理由書には、紛失した場所や状況など再発行が必要な理由を記載する必要があるため、事前に記入内容をまとめておくのがおすすめです。手数料納付書には、手数料として購入した印紙を貼り付けます。

なお、申請書・手数料納付書・理由書は、管轄の運輸支局のホームページから印刷し、あらかじめ準備していくことも可能です。軽自動車の場合も申請書を軽自動車検査協会の公式サイトから印刷可能です。

いずれも用紙の種類や印刷の際の注意点があり、従っていない場合は再度記入しなければならないこともあるため、注意しましょう。

参考:自動車検査証再交付|関東運輸局
参考:自動車検査証(車検証)の再交付|軽自動車検査協会

窓口に書類一式を提出する

申請書・手数料納付書・理由書など必要書類の準備ができたら、持参したその他の必要書類とともに窓口に提出します。

記入内容の間違いなど不備がある場合は、窓口に呼ばれて訂正を求められることもあります。手続き完了までに時間がかかってしまうことにもなるため、提出前に記入内容に間違いがないかしっかり再確認しましょう。

また、受付時間を過ぎてしまうと、窓口に書類の提出ができなくなります。混んでいることや申請書などの記入に時間がかかることを想定して、時間にゆとりを持って出向くようにしましょう。

車検証の交付

提出した書類に不備がなければ、新しい車検証が交付されます。窓口で名前もしくは整理番号が呼ばれたら、窓口に出向いて新しい車検証を受け取ります。受け取ったら、記入内容に間違いがないか必ず確認するようにしましょう。

月末など混み合う時期は、長時間待たなければならないこともあります。混雑している時期を避けるか、待ち時間が長くなることを考慮して、時間に余裕のある日に手続きをするのがよいでしょう。

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