地方の〝推し〟ポケモンが魅力を発信する『ポケモンローカルActs』
地域ごとの〝推しポケモン〟が、その魅力を国内外に発信する『ポケモンローカルActs』。推しのポケモンを目当てにその地域を訪れることで、地域とポケモンのそれぞれに新たなファンがつくことを目指している。
【北海道】アローラロコン、ロコン
国内屈指の豪雪地帯らしいポケモンとして、2018年10月に「北海道だいすき発見隊」に任命。23年2月、北海道の航空会社AIRDOと協力。大空町、『道の駅メルヘンの丘めまんべつ』で、地域の人と協力してイルミネーションが制作された。
【岩手】イシツブテ
〝岩〟に〝手〟が付いているイシツブテの見た目が「岩手」を象徴しているとして、2019年5月に「いわて応援ポケモン」に任命された。23年4月には「道の駅 いわて北三陸」の屋外イベント広場にイシツブテ公園がオープンした。
【宮城】ラプラス
東日本大震災の被災地沿岸部をラプラスに乗って旅してほしいという思いを込め、2019年7月「みやぎ応援ポケモン」に任命。国営みちのく杜の湖畔公園などでは、ラプラスをモチーフにしたサイクルボート「ラプラスボート」が利用できる。
【福島】ラッキー
幸せ(福)を運ぶとされているポケモンで、福島県の福を連想させることなどから、2019年2月に「ふくしま応援ポケモン」に任命。全国2位の生産量を誇る桃のPRイベントなどを担っている。
【三重】ミジュマル
2021年12月に「みえ応援ポケモン」に任命。鳥羽市や伊勢市でミジュマルのデザインが描かれたバスが運行。また2024年7月まで近鉄 伊勢中川駅と賢島駅間を中心に「ミジュマルトレイン」が運行している。
【鳥取】サンド、アローラサンド
2018年12月に「とっとりふるさと大使」に任命。23年5月、鳥取市にある「チュウブ鳥取砂丘こどもの国」に、サンドやスナバァなど砂に関連したポケモンの遊具で遊べる「サンド公園」がオープンした。
【香川】ヤドン
特産品の「うどん」と音の響きが似ているうえ、水不足に陥りやすい香川県に「あくびをすると雨が降る」という言い伝えがあるヤドンはピッタリということで、2018年12月に「うどん県PR団」に任命。『ヤドンのうどん』などが販売されている。
【宮崎】ナッシー、アローラナッシー
2020年10月に「宮崎だいすきポケモン」に任命された。県木のフェニックスがナッシーのイメージに合うというのが理由。23年3月、ソラシドエアの機体にナッシーが描かれた「ナッシージェット宮崎」が就航した。