Shopifyは、「Shopify Editions Summer ‘23」を発表し、Shopifyで過去最大となる100種類以上の機能・製品アップデートをリリースした。
Shopifyでは、2022年から事業者や開発者、パートナーがコマースにおける最先端のデジタル体験を実現していく上で欠かせない、Shopifyの最新製品やイノベーション、機能アップデートを目的として、年2回発表する「Shopify Editions」というプログラムを開始している。
今回の「Shopify Editions Summer ‘23」では、事業者の生産性や創造性が向上するビジネス構築を支援する100種類以上のアップデートを提供。具体的には、起業家向けに開発されたAI、他ブランドの商品をキュレートして販売する新たな手法、オペレーションを合理化する統合的なマーケットプレイスでの取引、世界最高クラスのチェックアウト機能のさらなる最適化など。そのなかでも、最も注目なのが「Sidekick」だ。
Shopifyは今年4月にプラットフォーム上で利用できるAI対応機能群である「Shopify Magic」を発表し、ストアに載せる商品説明文の作成を助けてくれる「product descriptions」を先行して提供を開始。現在日本語での利用も可能となっている。
Shopify Magicは、最新のAIテクノロジーと当社プラットフォームのデータを組み合わせることで、Shopifyが支援する事業者のビジネスがより速く、よりスマートに、よりクリエイティブに稼働するよう支援する。
そんなShopify Magicにおいて中核となるのが、今回新たに発表した「Sidekick」。SidekickはShopifyの事業者が事業を立ち上げ、それを拡大していくための初のAI対応コマースアシスタントで、ビジネスオーナーは、その専門知識の有無に関係なく、Sidekickと会話をすることで、クリエイティブなプロセスを開始し、店舗の品質を向上させ、生産性を高め、ワークフローを合理化し、よりスマートなビジネス上の意思決定を行うことが可能になるという。
Sidekickは、まもなく限定公開される予定で、限定公開期間中は、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、ポルトガル語(ブラジル)、中国語(簡体字)に設定されている様々な市場において、限定された事業者のみが利用できる。
そのほか、Shopify Magicの新機能として、ブログ記事を瞬時に作成する機能やコマース向けに構築された電子メールを瞬時に生成する機能なども発表された。
なお、Shopify Magicの多くの機能は現時点で英語対応、一部の機能が日本語を含むその他の言語に対応している。
関連情報
https://www.shopify.com/jp
構成/立原尚子