自動車を保有している人であれば、見聞きする機会も多い「JAF」。名前は知っているものの、そもそも何の略なのか、具体的にどんなサービスを提供しているのかまでを知らない方も少なくないはず。
そこで本記事では、「JAF」の正式名称や読み方、「JAF」を利用するメリットを解説する。最後に紹介するJAF会員の種類や入会費・年会費も、ぜひこの機会にチェックしておこう。
JAFとは
まずは「JAF」の 正式名称と読み方を解説する。「JAF」の特徴やメリットもぜひ参考にしてほしい。
「JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION」の略称
JAFとは「JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION」の略で、正式名称は「一般社団法人日本自動車連盟」。JAFの目的は日本の自動車社会の健全な発展に貢献することで、車のユーザーの安心と安全を支えるサービスを提供している。
JAFの特徴
自動車保険付帯の無料ロードサービスとは異なり、JAFは有料で加入する。年間の利用回数の制限なしで原則無料でサービスを受けられること、適用範囲が広いことが大きな特徴だ。また、JAFのサービスは「人にかかるサービス」であるため、「車にかかるサービス」である自動車保険とは異なり、加入者本人にかかる保険でもある。
JAF会員のメリット5つ
次に、JAFの会員になるメリット5つを紹介する。
1. 無料でロードサービスが使える
JAFのロードサービスは、JAF会員であれば利用回数の制限なしでほとんど無料で使える。ロードサービスの例としては、バッテリー上がり、タイヤのパンク、キーの閉じ込み、燃料切れ、故障車の牽引、落輪、雪道でのスタック、異音・異臭などが挙げられる。JAF会員でない場合は、1万円~2万円ほどの料金がかかることが多い。
2. マイカー以外でも利用できる
JAFの適応対象は「会員本人」であるため、会員がどの車に乗っていてもJAFのサービスが利用できる。
そのため、個人会員・家族会員の場合は、自動車やバイクを複数台所有していても、車両ごとの会費は不要。マイカー以外のレンタカーや友人の自動車を運転している際でも、会員であればサービスの利用が可能できる点が嬉しいポイントだ。
3. 同乗しているだけでも利用できる
JAFの適応対象は「会員本人」であるため、友人が運転する自動車に同乗している場合でもサービスの利用が可能だ。複数人が車両に乗っている際にトラブルが生じても、誰かが会員であればJAFのサービスを無料で利用できる。
4. 自然災害も対象である
JAFは自然災害から生じるトラブルもロードサービスの対象となる。一般的な任意保険のロードサービスは、バッテリー上がりなどの車両トラブルが主な対象であるため、台風などの自然災害によるトラブルは対象外であることが多い。そのため、自然災害の被害が多い地域に住んでいる場合はJAFに入っておいた方が安心できる。
5. 会員優待サービスを利用できる
JAFに入会すれば、ロードサービス以外の会員優待サービスも利用可能だ。会員優待サービスの例としては、牛丼チェーン店「吉野家」や映画館「イオンシネマ」、メガネ販売店「JINS」などでのディスカウントなどが挙げられる。また「JAFスマートフォンアプリ」ではアプリ限定のクーポンも取得できる。
JAF会員の種類と入会費・年会費
最後に、JAF会員の種類と入会費・年会費を紹介する。JAFの加入を検討している場合はぜひチェックしておこう。
JAF会員の種類
JAFは会員制サービスで、以下3種類の会員種別が存在する。会員になるためには、それぞれ入会金と年会費がかかる。
1.個人会員
一般の個人が入会するもので、ロードサービスや優待サービスなどを利用できる。
2.家族会員
個人会員に加入している人物と同居または生計を共にする家族5名までが入会できる。個人会員と比べると入会金や年会費がお得だ。
3.法人会員
法人が入会する種類で、自家用自動車やトラックなどの登録車両を対象としてサービスを利用できる。
JAF会員の入会費・年会費
JAF会員の入会費・年会費は会員の種類で金額が異なる。
1.個人会員:入会費2,000円、年会費4,000円
2.家族会員:入会費無料、年会費2,000円
3.法人会員:入会費2,000円、法人特定会費(年会費)2,000円/1法人、登録車両分の車両特定会費(年間)2,000円/1台
※データは2023年8月上旬時点のもの。
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文/編集部