どのような人が店に訪れるのか?
逸見氏「ファミコンキッズと呼ばれる40代から50代の世代には、懐かしいファミコンゲームが人気です。彼らが大人になり、お金を持つようになったことも影響していると思います。かつて手に入れられなかったゲームを今になって買い戻すという傾向もあります。
人気のゲームは多くの人が持っているため、まとめて買われるよりも、探していた1本を個別に購入する方が多いです。そのため、比較的高価なレトロゲームがコレクターによって求められています」
特に価格がつきやすいのはネオジオなど、あまり流通数が多くないゲーム機種やソフトだという。
レトロゲームのトレンドや買取価格について
稲森氏「一定の人気が続いているものの、市場的にはトレンドがあまりなく、現行機種のように新作が毎週リリースされるわけではないため、市場全体としては売買価格が上がっています。
最近ブームとなっているポケモンにつきましては、箱有りで完全な美品状態ですと5万円で買わせていただいたケースもあります。
それと最近、最近映画化されたマリオも人気を集めていますね。
ただ、市場全体として売買価格は上がっていますが、弊社では他の競合他社に比べて安めの販売価格を意識し、マニアやコレクター以外の一般のお客様が購入しやすい価格設定を心掛けています。また、レトロゲームソフトに関しては店舗間で在庫を移動させることは基本的には行っていないので、みなさんがお住まいの地元の店舗でもレアなゲームソフトを発見いただけるかもしれません。」