最近、「レトロゲーム」が人気だ。ノスタルジックなドット柄やデザインが「エモさ」をくすぐり、独特の世界観に惹かれるZ世代が増えている。そんな背景の中、BOOKOFFでは積極的にレトロゲームの取り扱いを強化している。
都内の店舗では専用コーナーを展開し、定期的な買取りキャンペーンを実施。2023年5月にはレトロゲームの売上が昨年比158.5%増加したという。
BOOKOFFは、ゲームを通じてコミュニケーションを図れる店舗と売場をつくり、さらなるレトロゲーム人気の拡大を目指している。今回は、全国の店舗の中でも特にレトロゲームを強化している「BOOKOFF SUPER BAZAAR 立川駅北口店 」に足を運んでみた。
見せ方や陳列方法を工夫!「BOOK OFF」のレトロゲームの取り扱い
今回は、ブックオフコーポレーションのブックオフ商品部ソフトグループゲーム担当マネージャーの稲森氏と「BOOKOFF SUPER BAZAAR 立川駅北口店 」の主任・逸見氏に話を聞いた。
稲森氏「弊社では、元々レトロゲームの展開を強化しておらず、長らく専門的な売り場を作ることがありませんでしたが、最近のレトロゲームブームによって店舗での売り場の見せ方や陳列方法にも工夫をするようになりました。他の商品と同様に、レトロゲームも展示方法によって売上が変わります。
特に力を入れているのがゲームソフトの陳列方法ですね。多くの在庫を見せるため、なるべくギッシリと店頭にゲームを並べています。並べ方も箱無しソフトの場合は、専用ケースに縦に敷き詰め、お客様がケースを引き出して探す楽しさを味わってもらうようにしています」
店頭にズラりと並んだゲームソフト。確かに「ギッシリ感」があり、マニア心をくすぐりそうだ。