熱中症対策。これは必ず講じなければならないことだ。
昔の学校の運動部は、顧問の指示があるまで水を飲んではいけないという習慣(?)があった。が、そんな旧態依然の指導をしている学校は今はどれほど存在するのだろうか。筆者が高校生だった20年前ですら、喉の乾きを感じたら麦茶と塩分タブレットを摂取することは常識だった。
30代も折り返しを過ぎた今、筆者は市営の体育館で格闘技の練習をしている。
あまりの酷暑に耐えかね、自動販売機に駆け寄る。しかし、現金がない。どういうわけか公共施設の自販機はCoke ONにしか対応していないことが多い。
だからこそ、ここはCoke ONを予めインストールしておきたいところだ。
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新興国ではメジャーな「Bluetooth決済」
スマホ決済の中には「Bluetooth方式」と呼ばれるものもある。
これは新興国のキャッシュレス決済サービスでは広く採用されていて、NFC非対応のスマホでも非接触型決済ができる仕組みだ。新興国ではiPhoneやSamsungの高価格帯機種を変えるほどの可処分所得に恵まれている人は多くない。必ずしもNFC搭載機を持っているわけではない、というわけだ。しかし、Bluetoothならどの機種でも必ず搭載されている。
そのような理由で、新興国ではパンデミック以前からBluetooth決済方式が広く普及しているのだ。
が、日本ではそうではない。スマホを使ったNFC決済のみならず、交通系ICカードもある。そのような国ではBluetooth決済というものは定着しない。
ただ一つの例外を除いて。
Coke ONのみ対応の自販機
Bluetooth決済方式のCoke ONは、Apple PayとGoogle Pay、そしてそこから各種決済銘柄と紐付けすることができる。つまり、間接的にではあるがクレカからCoke ON利用分を引き落とすこともできるわけだ。
「ならば、最初からモバイルSuicaを使えばいいのでは?」と言われそうだが、筆者が見たところ公共施設の自販機のキャッシュレス対応はCoke ONのみ、というパターンも珍しくないのだ。
そして話は冒頭に戻る。市営の体育館で格闘技の練習をしている筆者は、ふと自販機で売られているアクエリアスを飲みたくなった。これを買おうと思ったが、何とこの自販機は現金かCoke ONにしか対応していない。
残念ながら、現状は全ての自販機で交通系ICカードを利用できるというわけではないのだ。