家庭にある〝ご長寿文具〟ランキング、3位定規、2位ボールペン、1位は？

なんとなく買った文房具が以外と頑丈で長期間使っているという人も多いと思う。多少不便があったとしても、壊れるまでは使い続けようと思っていたら数年経っているということも。

そこでコクヨは、8月3日の「ハサミの日」に際して、家庭内での文具用ハサミの使用実態について調査したので、結果をお伝えしよう。

家庭イチのご長寿文具は「ハサミ」！2人に1人が10年以上も同じハサミを使い続けていた

調査によると、家庭にある文具の中で最も長く使用しているアイテム上位3位は、「ハサミ」が28.9％、「ボールペン」が18.6％、「定規」が13.3％という結果となり、「ハサミ」がダントツでご長寿文具であることが判明。

約半数の49.1％が10年以上使用しており、さらに約4人に1人が20年以上同じハサミを使用していると回答。中には、「30年以上前から使っている」との回答も13.2％もあった。

ハサミならではの良さについての質問（複数回答）では「扱いやすい」が1位（49.1％）、2位は「ケガの心配をせず安全に使える」（35.6％）、3位は「長く使える」（33.7％）という結果に。

特別なメンテナンスや使用前後の準備も不要なので、誰でも気軽に使える点が高評価となっているようだ。子どものいる家庭でも、比較的安心して使えるツールとして扱いやすいのではないだろうか。

また、「壊れにくい」も24.6％の回答があり、長く使い慣れることが「扱いやすい」につながっているのではないかと考えられる。

91.4％の人がハサミを「買い替え予定はない」、一方で厚いものが切れにくいといった使いづらさも実感

買い替えの予定についての質問では「今のところ買い替える予定はない」が91.4％となった。

その理由（単一回答）としては、「壊れないから」（38.8％）や「切れ味が変わらないから」（12.4％）などの使用感に変化がないとの回答にまぎれ、「買い替えてもよいが、なんとなく買い替えていない」（17.1％）の回答も比較的多く、使用感の変化などについて、深く考えることなく使い続けていると考えられる。

ハサミならでは使用しづらい点について質問したところ（複数回答）、「厚みのあるものや細かい箇所などが切りにくく、切れるものが制限される」（30.1％）、「まっすぐ切りにくい」（25.4％）などの困りごとがあることがわかった。

それにも関わらず、「文具用ハサミをどのようなときに使用するか」という質問（複数回答）では、「段ボールを開梱する」に38.6％の回答があり、不満を持ちながらも使っていることがうかがえる。

調査概要
調査テーマ：家庭内での文具用ハサミの使用実態に関する調査
調査期間：2023年6月26日（月）～2023年6月28日（水）
調査対象：全国の18代～69代の男女合計1000名
調査方法：インターネット

関連情報：https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/hakoake/

構成／Ara