日本有数の豪雪地帯にして、米どころとしても知られる山形県。同県において、居住する人からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とはいったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<山形県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<山形県版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、山形県に居住する20歳以上の男女合計5,829名を対象に集計したものだ。
街の住みここちランキング1位は東根市、住みたい街ランキング1位は仙台市
街の住みここちランキングのトップは東根市となった。東根市は、山形新幹線さくらんぼ東根駅の開業に合わせ、各種商業施設の誘致や宅地開発が進み、駅周辺には市役所やイオン、家電量販店など様々な商業施設が揃っているエリアで、唯一偏差値70台の高い評価で4年連続1位に輝いた。以下、2位に天童市、3位に山形市と続いた。
また、北に鳥海山、南に月山を臨み、庄内平野の豊かな自然に恵まれている一方、2022年には駅前の再開発によりホテルや図書館、バスセンターなどが一体となっている「光の湊」がオープンした酒田市が、昨年から1つ順位を上げて5位となっている。
住みたい街ランキングにおいては、5.2%の高い得票率で、宮城県仙台市が3年連続1位に輝いた。2位~5位も昨年と同じ顔ぶれで、県外からは1位の仙台市の他に東京23区や横浜市が並ぶ結果となっている。
なお、「住みたい街が特にない」が51.7%、「今住んでいる街に住み続けたい」が16.4%で合計68.1%となり、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する人が多いことがわかった。
このほか、街の住みここちランキングにおける因子別順位は以下の結果となった。
構成/こじへい