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掃除機に装着するだけ!ゴキブリの捕獲と廃棄がまとめてできる最強デバイス「ゴキすぅ~ぽん」の開発秘話

2023.08.11

家にゴキブリが出たら殺虫剤で退治…でもその後がキツいですよね!

ゴキブリ。

非常に原始的な形態の昆虫で、今から2億年も前のペルム紀にその祖先が誕生し、時間をかけて世界中に分布していき、遅くとも6600万年前には現在のような姿になったと考えられている。

日本ではゴキカブリと呼ばれる時期もあったが、「カ」がいつの間にか抜け落ちて、ゴキブリと呼ばれるようになったという。

このゴキブリは不快害虫の代表選手で、細い体は隙間から家屋への侵入を容易にし、雑食性であるため一度侵入を許すとどんどん増えてしまう。

ゴキブリ対策として、殺虫剤は手ごろな対策品。これを使えば仕留めることは難しくない……が、駆除しても死骸の処理に困るという方も多いのではないだろうか。

やはり不快害虫の筆頭だけあって、死骸であっても処理したくないという声は多く聞く。

そういった方にとって必携のアイテムが「ゴキすぅ~ぽん」だ。

簡単に説明すると、リサイクル段ボール製の、掃除機に装着して使う害虫処理アイテム。

掃除機さえあれば、ノズルに装着してから死骸を吸ってから付属の玉を吸わせて蓋をする形とし、あとはそのまま燃えるゴミとして捨てるだけのこのアイテムについて、発売元の株式会社バリアホーム代表、堀保さんに今回、発売に至るまでの経緯などをインタビューさせていただいた。

ゴキブリが苦手な方には、ぜひ最後まで読んでいただければさいわいである。

ゴキブリが大の苦手だった代表、コロナ禍中に「ゴキすぅ~ぽん」開発に着手

松本 数か月ほど前から、Twitterで「ゴキすぅ~ぽん」の広告をよく見かけています。

使い方について大変分かりやすい内容だったため反応も大きいようですが、そもそもこの商品を開発したきっかけとはどういったものだったのでしょうか?

堀代表 もともとのきっかけは、自宅にゴキブリが出たことからでした。

僕も含めて家族中がゴキブリ嫌いで、距離を保てる場所まで近づいて殺虫剤で弱らせることはできるのですが、その後の処分ができず困っていました。

近寄ることも、また何重にもティッシュで掴もうとするのですがそのリアルな感触が頭にこびりついてトラウマになりながらも処理していました。

3年前の新型コロナウイルス禍で時間ができ、それから本格的に開発を始めました。

最初は自分のために開発していた「ゴキすぅ~ぽん」、パルプモールド材を使用してコスト問題をクリアして商品化へ

松本 ゴキブリをはじめとした害虫は苦手な方もかなり多く、殺虫剤で動かなくなったあとですら触れないという方もいます。

「ゴキすぅ~ぽん」は死骸の処理において、そういった方への配慮というか、優しさを感じる商品のように思えました。

この仕組みで害虫を処理する方法に至るまで、試行錯誤などはあったのでしょうか?

堀代表 そもそも自分自身がゴキブリの死骸処理ができないため、自分の為に開発したところはあるのですが、初めは本体をプラスチックの原料で簡単にと思っていました。

ですがプラスチックの分別も推進されているのに、死骸を処理するためだけにプラスチックを使用することは忍びないと思う人は多いのではないかと考え、原材料を紙に変更することとしました。

トイレットペーパーの芯を使用する紙管を、と考えたのですが、金額が合わず四苦八苦している時に、卵の緩衝材を思い浮かべました。

(「ゴキすぅ~ぽん」断面図)

あの緩衝材はパルプモールド材といわれ、段ボールや古紙のリサイクルでできており、色々な形状に加工することができ、ゴミ箱にそのまま捨てることができます。

また、パルプモールド材を使用することでコストを大幅に下げることができました。

組み立てに関しても水性の粘着剤を使用することによって安全性に配慮しております。

製造にあたっては身体障碍者向けの就労支援の作業所で組み立てをしていただいて、障碍者支援にもつながっています。

「ゴキすぅ~ぽん」だけじゃない!本業は工務店でシェルターも手掛ける株式会社バリアホーム

松本 「ゴキすぅ~ぽん」をきっかけに株式会社バリアホームの社名を把握したという方も多いと思います。どういった会社なのか、簡単にご説明いただけますか?

堀代表 本業は、家を建てたりする工務店をしています。

地震に倒れなくする耐震補強工事を主にしていますが、有事に備えてショールームに核シェルター、津波シェルター、耐震シェルターを展示しています。

あまり「ゴキすぅ~ぽん」と関係ないように思えますが有事といった点では、共通していると思っています。

これからも、皆様に身体的にも精神的にも安心して暮らしてもらえるように色々と開発していきたいです。

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