プラス株式会社ファニチャーカンパニーは、『職場の居心地WEB調査』と題して、従業員数100名以上のオフィスで働く勤続年数1年以上の会社員500名を対象に「連休明けの憂鬱をどう乗り切るか」などについてのWEB調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
8割以上の人が「連休明けに出社したくないと思うことがある」
Q1. お盆休みや正月休みなどの長期休暇のあとに、「出社したくない」 「休み明けの仕事が憂鬱だ」と思ったことはありますか。
連休明けに「出社したくない」と思うことがあるかを訊いたところ、「毎回そう思う」「そう思うこともある」の合計が85.6%。「そう思うことはあまりない」「そう思うことは全くない」の合計は14.4%という結果になった。
Q2. 連休明けの憂鬱を乗り切るために、あなたが行っている工夫やコツがあれば教えてください。
連休明けに「出社したくない」と思うことがあると回答した人のコメント
・次の休みを楽しみに頑張る
「週末に楽しい予定を入れて、それに向けて頑張る」
「休み明けが例えば週5出社なら、水曜日か木曜日あたりに有給を入れておく」
・連休明けの負担を軽くするため工夫する
「連休前に面倒な仕事は終わらせておく。連休最終日はなるべくゆっくり過ごす」
「休みの間は、まったく仕事のことを考えない。休み前に、休み明けにする仕事をメモしておき、休み明けはメモしたことだけに従事する」
・連休最終日の過ごし方を工夫する
「とくに何を心がけるでもないのですが連休明け前日にはいつもより早めにお風呂に入り、シーツや枕カバーを洗濯で整えた寝具でゆっくり眠るようにしているぐらいです」
「会社に行く前日の夜は早寝する。体力をちゃんと充電して気分もスッキリ仕事に出かけるため」
・美味しいものを食べて乗り切る
「仕事後に美味しいものを食べる予定を入れておき、それを楽しみに乗り切る」
「連休明けは暑すぎて何もする気が無く、冷たいアイスクリーム、メロン、スイカ等食べてました」
・とにかく出社し、徐々に体を慣らす
「何も考えないで頭を空っぽにして出社する。会社に着けば後は何とかなる」
「スタートは体もだるいので、50パーセントレベルで仕事をしてるうちに、電話や他の依頼で徐々に戻る」
「連休明け初日はリハビリだと思って、自分をあまやかす。失敗してもしょうがないと思う」
・気合いで乗り切る
「気合いと根性」
「コツなんかない。気合で頑張る」
「とにかくカツを入れて、1時間もすると大体戻ります」
連休明けに「出社したくない」と思うことはないと回答した人のコメント
「明るい気持ちでいようと努める」
「仕事を楽しむ」
「特に何も特別なことはしていない」
「気持ちの持ちよう」
「特に憂鬱に感じることはないため、おこなっていることはありません」
「楽しい仕事をする」
「憂鬱に思ったことが無いので、コツは無い」
「憂鬱にならないが、休日をしっかり楽しんでちょっとしたことは気にならないくらい楽しんで、仕事中に楽しかったことを思い出しながら楽しい気持ちでポジティブに仕事できるようにする」
スムーズに業務を再開するには「オフィス出社」が「リモートワーク」を上回る
Q3. 連休明けの初日、スムーズに業務を再開するにあたって、「オフィス出社」か「リモートワーク」を選べるとしたらどちらを選びますか。
つづいて、スムーズに仕事を再開するために「オフィス出社」と「リモートワーク」のどちらを選ぶかを訊いたところ、「オフィス出社」が67%、「リモートワーク」が33%という結果になった。
「オフィス出社」を選んだ人の回答理由
「リモートワークだと気持ちが切り替わらず、家でダラダラすごしそう」
「周りも仕事をしているとスイッチが入りやすい気がするため」
「人との繋がりを大切にしたい」
「どうせ切り替えるのなら早めにやったほうがいいと思うから」
「対人の職種として出社する必要がある事と、出勤する事で周囲の仕事の空気に触れると気持ちが切り替わりやすいから」
「周りに人が居れば、自然と気合いが入る」
「オフィスに行くことで気持ちを仕事に戻しやすい。リモートでは切り替えられない」
「同僚との顔合わせや今後の業務の確認が安心感とモチベーションにつながるから」
「気持ちの切り替えができるから。出社だときちんとした格好、化粧をする。同僚と話すことで気持ちのスイッチが入る。通勤時間内で仕事のシミュレーションができる」
「Communication向上にはface to faceができる環境がよいです」
「リモートワーク」を選んだ人の回答理由
「移動時間をなくしてなるべく負担を減らしたいから」
「起きる時間が遅くて良い。オフィスより家で一人の方が集中できる」
「休み明けは電車が混みそうだから」
「通勤がかなり気が重い部分があるので、通勤をせずに済むリモートワークから慣らしていきたい」
「出社する移動時間を他の方に有効活用出来るからです」
「最初は在宅で体を慣らしたい」
「リズムを仕事モードに戻すのと、連休明け子供が体調崩しやすいので、臨機応変に対応できるようにするため」
「朝が心配なので初日は在宅勤務でウォームアップしたい」
「通勤ラッシュと業務を同時に課すのではなく、まずは業務に慣らしてから通勤を行った方が、肉体的にも精神的にも負担が少ないと思うから」
「休み明けは家事等が増えるので、通勤時間を家事の時間として有効活用したい」
一人で集中できる席とリラックス空間の併設が求められている
Q4. 連休明けの出社も憂鬱にならないような、「行きたくなるオフィス」にするためにはどんな要素が必要だと思いますか。
1位は「集中できる個室」、2位は「リフレッシュスペース」となった。
一見対照的に思えるが、前問でも「切り替え」という言葉が出ていたように、一人で集中できる席と、リラックスできる空間の両方が求められているようだ。
また、3位には「一人当たりの専有面積が大きく、ゆとりがある」が選ばれており、オフィスに出社するからには広く快適な作業スペースを確保したいと考える人が多いことがわかる。
調査結果まとめ
アンケートの結果から、85.6%の人が連休明けの出社を憂鬱に感じていることがわかった。また、約7割の人が連休明け初日はオフィスに出社したいと感じており、その理由として「同僚たちと顔を合わせれば気持ちが切り替わる」と考えている人が多いことも判明。
大型連休明けの憂鬱な気持ちを乗り越え、仕事のモチベーションを維持するために、「まずはオフィスに行ってみる」ことが大切ということだろう。
調査概要
方法/インターネット調査
回収日/2023年7月21日
対象/従業員数100名以上のオフィスで働く、デスクワークを含む業務を行う勤続年数1年以上の会社員、公務員
サンプル数/500人
関連情報
https://kagu.plus.co.jp/3851/
構成/清水眞希