楽天シンフォニーが事業成長を推進する新執行体制を発表
楽天モバイルの子会社である楽天シンフォニーは、8月7日付で、事業成長を推進する新執行体制として、代表取締役会長兼CEOに楽天グループ株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷 浩史氏が、代表取締役社長代行にSharad Sriwastawa(シャラッド・スリオアストーア)氏が就任したことを発表した。
三木谷氏は、楽天グループの会長兼社長としての立場も生かしながら、楽天シンフォニーがグループとのシナジーを最大化し継続的な成長を次の段階へと進めることを推進していくという。
Sriwastawa氏は、通信業界において幅広い経験を持つ実績のあるリーダーであり、このたび、2023年8月7日に退任した代表取締役CEOのTareq Amin(タレック・アミン)氏が担っていた責務を引き継ぐという。
三木谷氏は、次のようにコメントしている。
「Sriwastawaの就任は、通信のあり方を変えていくという楽天シンフォニーのミッションを象徴するものです。楽天モバイルでの確かな実績、世界的な技術トレンドや通信分野において企業が発展する事業機会に対する深い理解を有しているSriwastawaの、当社の成長を導く先見の明のあるリーダーとしての役割を拡大できることを嬉しく思います。事業の発展を推進し、業界を革新する企業としての将来を確固たるものにしていくことを期待しています」
■Sharad Sriwastawa氏略歴
通信業界におけるイノベーションリーダーであり、楽天グループの楽天シンフォニーにおいて代表取締役社長代行として、クラウドネイティブなOpen RANインフラストラクチャとサービスをグローバルに展開する責務を担う。
2018年9月に楽天モバイルに入社し、2022年3月にCTO就任。2023年8月7日付で代表取締役共同CEO兼CTOに就任。楽天グループ株式会社では2022年4月に常務執行役員に選任されている。Open RANを採用した完全仮想化クラウドネイティブな楽天モバイルの先進的なネットワークの開発と運用において、中心的な役割を果たしている。
CTO就任以前は、接続プラットフォーム担当ヘッドとして、クラウドネイティブ無線アクセスネットワーク(RAN)の構築と商用化に尽力し、オープンネスと通信業界の革命を強力に推進した。
30年近くに及ぶ豊富なキャリアにおいて、世界で変革を起こしてきた。楽天入社前は、Airspan Networks Holdingsのバイスプレジデント、インドの携帯電話事業者Reliance Communicationsのナショナル・ヘッド、そしてT-Mobile USAの北東部リージョナル・マネージャーなどを歴任。
1995年にSiemens Public Communications Networkでキャリアをスタートさせ、インド発のモバイルネットワーク構築に寄与するなど、当初からイノベーション気質を発揮してきた。
■楽天シンフォニーについて
最新のインフラストラクチャを構築した実績に基づき、オープンインターフェースの通信プラットフォームをグローバルに展開。この通信プラットフォームは、ネットワーク品質やセキュリティを妥協せず、従来手法と比較し、わずかな時間とコストで高度なモバイルサービスの提供と運用を可能にする。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いている。楽天シンフォニーの提供サービスについては、以下のウェブサイトを確認。
https://symphony.rakuten.com (英語のみ)
構成/ob1