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シャンプーやデオドラントなどのパーソナルケア製品、米国人男性はこの20年で使用量が倍に

2023.08.09

パーソナルケア製品、男性ではこの20年で使用が倍増

米国成人は、シャンプーやデオドラントなどの自分の身体をケアするための製品(パーソナルケア製品)を1日に平均で12種類使用していることが、米環境ワーキンググループ(Environmental Working Group;EWG)のHomer Swei氏らが2023年7月26日に公表した新たな調査で明らかにされた。

これらの12製品には、合計で112種類の化学成分が含まれており、その一部は健康にとって有害な可能性も示されたという。

パーソナルケア製品の使用に関するこの調査は2023年2月に実施され、2,207人の米国成人(男女のカテゴリーからの選択で、女性1,128人、男性1,073人)から回答が得られた。

その結果、男性では、パーソナルケア製品の毎日の使用が、前回調査時(2004年)の平均6種類の使用から今回の調査での平均11種類の使用へと倍増していたことが示された。

11種類の製品の内訳は、ボディーケア製品が6種類、スキンケア製品と化粧品が1種類ずつ、ヘアケア製品が2種類で、残る1種類はベビーケア製品(お尻ふき)だった。

これに対して、女性では前回の調査時が平均12種類の使用だったのが、今回の調査では平均13種類の使用であり、大きな変化は見られなかった。

また、約10%の人は、化粧品、シャンプー、保湿剤、デオドラント、石鹸など25種類以上の製品を毎日使用している、いわゆる「ヘビーユーザー」であることも判明した。

ただし、これは必ずしも懸念すべき事態ではないという。

Swei氏は、「毎日使用するパーソナルケア製品の数は増えてはいるが、そこに含まれている化学成分の種類は減っている。環境への負担軽減を意識して作られるクリーン・ビューティー製品の開発や、持続可能性を重視するスチュワードシップ・リテーラー・プログラムの実施、米国の州法の制定や消費者情報の普及などが重なったことで、市場全体が根本的に変化したように思う。パーソナルケア製品に使われる成分にも、健康への配慮が感じられるようになった」と話す。

Swei氏によると、パーソナルケア製品に使われている成分は、EWGが運営するEWG Skin Deepデータベースで、安全性が高い(緑のスコア)と評価されていたものがほとんどだったという。

EWG Skin Deepでは10万点近いパーソナルケア製品の安全性を評価している。危険度は1〜10点で評価され、1〜2点が緑、3〜6点が黄、7〜10点が赤であり、スコアが高いほど危険度が高い。

しかし、懸念すべき事実も明らかになった。

調査から、米国成人は毎日、がんに関連する成分と、生殖系や発育系に有害な可能性のある化学物質に関連する成分に、それぞれ2種類ずつ曝露していることが示された。

これらの成分は、主にボディーケア製品、スキンケア製品、化粧品に含まれている、パラベン、タルク、シクロペンタシロキサン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、トリエタノールアミンなどの化学物質である。

また、平均的な成人は1日に15種類の香料成分にさらされており、そのうち7種類はアレルギー反応を引き起こす可能性があることも示された。

EWGの健康生活科学アナリストであるSydney Swanson氏は、「香料とは、最大4,000種類もの化学物質を包含する包括的な言葉だ。しかし、その具体的な内容を開示する必要はないため、消費者はこの言葉に該当する可能性がある、ありとあらゆる成分にさらされる可能性がある」と懸念を示す。

一方で、本研究には関与していない、米ノースウェル・ヘルスの皮膚科医であるRaman Madan氏は、「EWGの報告は消費者に不必要な不安を与えるかもしれない」と指摘する。

同氏はその理由として、「この種の化学物質の多くは、最終的には体内に吸収されないか、吸収されたとしても微量であり、体への影響はそれほど大きくないからだ。また、パーソナルケア製品以外にも、人間は1日中、さまざまな物質にさらされている」と話す。

現在、米食品医薬品局(FDA)によってパーソナルケア製品への使用が禁止されている成分はほんの一握りだ。しかし、カリフォルニア州やミネソタ州など複数の州が、パーソナルケア製品に関する安全性を担保するための州法を成立させている。

また、企業自体も自社製品に含まれている成分を開示するようになりつつあるという。Swei氏は、「透明性を求める傾向が強まっている。それは、特に香料やアレルゲンなど、より多くの成分がラベルに追加されていることからも明らかだ。今でも使用すべきではない成分が検出されて失望することはあるが、そうした機会も徐々に減少しつつある」と述べている。(HealthDay News 2023年7月26日)

Copyright © 2023 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.ewg.org/research/survey-finds-use-personal-care-products-2004-what-means-your-health

構成/DIME編集部

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