■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
今回紹介するのは折りたたみ可能でデザイン性に優れた画期的な自転車用ヘルメット『ORITATA-MET』(オリタタメット)だ。
今年の春から保育園への子どもの送り迎えに自転車を使うようになった筆者だが、保育園に子どもを送り届けた後にそのままオフィスに向かう可能性も考えて、なるべくコンパクトなヘルメットを探していたところこの製品に行き着いた。
コンパクトなサイズと魅力的なデザインに加え、LEDライト搭載で夜間の安全性も高めてくれる頼れる相棒となっている。実際に使用した印象を交えてこの製品を紹介していこうと思う。
『ORITATA-MET(オリタタメット)』とは?
『ORITATA-MET(オリタタメット)』は中国の企業、东莞市菲特户外用品有限公司が開発した自転車用ヘルメットである。
日本においては潤天株式会社が独占販売権を有する正規代理店となっており、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて今年の4月末までプロジェクトが実施され、533人の支援を受けて見事にプロジェクトを成功させている。
今回紹介する製品も筆者がプロジェクトを支援してリターン品として受け取ったものである。
『ORITATA-MET(オリタタメット)』の特徴
ここから実際に使用してみて気になったポイントを中心に特徴を紹介していこう。
◆折りたたみ機能が画期的で便利
このヘルメットの最大の特徴は、何と言っても折りたたみ機能を備えていることだ。
一般的なヘルメットは頭にかぶる時の形状のままであるため、かさばり使用しない際の持ち運びは不便であったが『ORITATA-MET』は独自の機構により、手軽にコンパクトにたたむことができる。
これにより、通勤時やレジャー・旅行の際の移動時間など、自転車ライディング以外のタイミングが快適になる。
実際の折りたたむ様子を紹介していこう。まずは本体のデザインはこのように網目状のデザインをしており、個人的にはカッコいいデザインで気に入っている。
ちなみにこの網目状のデザインは単にデザイン性の観点からだけでなく、折りたたみ機能の観点からこのようなデザインとなっている。
ヘルメットを折りたたむ際は本体上部にあるつまみ(2か所)を握ったまま、左右のパーツを中央に引き寄せるようにして折りたたんでいく。
写真の中では黄色いシールが貼られている部分がつまみの部分で、親指と人差し指で挟むようにして2つのつまみを同時に握っている。
折りたたんだヘルメットはこの通り、かなりコンパクトになる。
裏返してみると肋骨のような網目の部分が実は互い違いになっていることで、上手く折り込まれる構造になっていることが分かる。
公式サイトによれば折りたたむことで幅は使用時の60%まで圧縮されているとのことで、折りたたむのに掛かる時間も約5秒とのこと。
実際に使用してみた印象としても最初は手間取るかもしれないが慣れれば確かに5秒程度でサッと折りたたむことができた。
ちなみに展開するときは逆の手順を取るわけだが、その際は特につまみを握る等の動作は必要なく、側面のパーツを引き出してやるだけでよいのでより簡便だ。
サイズについてもこれだけコンパクトになれば通勤バッグに収納することも可能だと感じたし、手に持って移動してもそこまで負担には思わないだろうと感じた。
オフィスに着いてからもデスクの上にそのまま置いたり、ロッカーに収納する際もやはりコンパクトなおかげで収納場所には困らない印象だ。