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これは便利かも!トレカ取引を参考にして生まれた日本郵便の新サービス「ゆうパケットポストmini」

2023.08.10

文庫本に最適!

筆者がこのゆうパケットポストminiを初めて手に取って感じたのは、「これは本を入れるのに最適だ!」ということ。
それこそ入れるものが岩波文庫なら、大き過ぎず小さ過ぎずのジャストサイズである。

「絶版になった岩波文庫の書籍」というのは、実はヤフオクでも取り扱いの多い商品である。小学館本社のすぐ近くには神保町があり、そこへ行けば大量の絶版岩波文庫に出会うことができる。が、毎週末に神保町へ行けるのはあくまでも首都圏在住者のみ。筆者のような地方住まいは、やはりヤフオクやメルカリのようなオンラインサービスに頼るしかない。

それこそ、神保町の古書店がゆうパケットポストminiを積極的に利用して全国の顧客に絶版岩波文庫を届ける……ということも考えられる。

「知の共有」という側面からも、ゆうパケットポストminiは大注目に値するサービスだ。

無限大の可能性

ただし、ゆうパケットポストminiにはいわゆる「壊れ物」は入れないほうがいいだろう。

中にクッション材があるわけではなく、外からの衝撃を緩和する機能は一切ない。このあたりは自前でどうにかするか、別のサービスに頼るしかない。

プレミアのついたトレカを入れる場合も、ある程度丈夫なハードケースを用意するのが無難だ。

しかし、それでもゆうパケットポストminiはだいぶ汎用性に満ちたものだと考えるのは筆者だけだろうか。

この「送り状不要」という点は今後最大限に生かすべきで、対応アプリも増やしていくことが望まれる。言い換えれば、今後のアップデート次第で我々の想像だにしない便利なサービスに変貌する可能性があるということだ。

筆者自身も、このサービスには大いに期待している。

これはAmazonやヤフオクやメルカリの「あるある」だが、商品に対してそれを包む封筒がやたら大袈裟ということがある。そんな大したものは買った覚えはないが、どういうわけか封筒が立派。これは無駄ではないか? と思うことがよくあるのだ。

小物を入れるに相応しく、尚且つ自分の住所も相手の住所も公開せずに住む郵便サービス。これこそが現代人に待ち望まれたものであり、その可能性は無限大だ。

【参考】
ゆうパケットポスト-日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/service/yu_packetpost/index.html

取材・文/澤田真一

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