Android OSの総本山ともいえるGoogleから「Google Pixel Tablet」が発売されるなど、Androidタブレット市場が徐々に盛り上がりを見せています。各社から様々な製品が発売されていることもあり、Androidスマホユーザーの中には、より大画面が利用できるタブレットの購入を検討している人もいるでしょう。
Androidタブレットをより使いやすくするために、外付けのキーボードを一緒に使いたいという人もいるはず。そこで、Androidタブレットで利用できる、タイプカバータイプのキーボードや、ワイヤレスキーボードをご紹介します。
目次
Androidタブレットは「純正タイプカバーキーボード」がおすすめ?
Androidタブレットの中には、「タイプカバー」と呼ばれる、持ち運び用のタブレットカバーとキーボードが一体になった製品が、純正の周辺機器として用意されているものがあります。イメージとしては、2 in 1 PCのSurfaceシリーズに近い使い方が可能になります。
純正タイプカバーキーボードの魅力は、Android OSに適したキー配列になっている点。Androidタブレットの多くは、Windows PCやMacシリーズとは違うキー配列が必要になるため、迷わず使いやすいのが専用製品のメリットです。
また、純正タイプカバーキーボードであれば、タブレット本体にピッタリとはまることがほとんどで、持ち運びやすさからくる堅牢性は優位でしょう。ただし、純正のタイプカバーキーボードは、タブレットとは別売であることが多く、汎用的なワイヤレスキーボードやタイプカバーキーボードと比較すると、価格が少し高くなる傾向があります。
純正タイプカバーキーボードが用意されているおすすめAndroidタブレット①【Galaxy Tab S8シリーズ】
2022年に日本でも発売されている「Galaxy Tab S8+」「Galaxy Tab S8 Ultra」は、いずれも純正のタイプカバーキーボードが購入できる製品です。純正タイプカバーキーボードはサムスン公式サイトから直接購入することはできませんが、家電量販店やECサイトにて取り扱われています。
Galaxy Tab S8+はメモリ8GB+ストレージ128GB、Galaxy Tab S8 Ultraはメモリ12GB+ストレージ256GBを搭載したハイエンドモデル。ディスプレイサイズはそれぞれ12.4インチ、14.6インチと大画面になっており、PCライクなUIで使える「Samsung DeX」機能が利用できます。
なお、執筆時点では日本での発売が決定していませんが、2023年モデル「Galaxy Tab S9」シリーズもグローバル市場で発表されているので、最新モデルが欲しいという人は、そちらも合わせてチェックしてみてください。
【参照】Galaxy Tab S8+(Wi-Fi)
【参照】Galaxy Tab S8 Ultra(Wi-Fi)
純正タイプカバーキーボードが用意されているおすすめAndroidタブレット②【Xiaomi Pad 6】
シャオミのタブレット2023年モデルとして発売された「Xiaomi Pad 6」は、Snapdragon 870を搭載しながら、公式サイトでの販売価格が4万9800円(メモリ6GB+ストレージ128GBモデル)と、比較的安価なのが特徴。純正キーボードは、1万800円となっています。
ディスプレイサイズは11インチで、タブレットとしては標準的なサイズ感。最大144Hzの高リフレッシュレートに対応しており、アプリゲームなども快適にプレイできます。
【参照】Xiaomi Pad 6
Androidタブレット用にサードパーティ製のタイプカバーキーボードを使うのもあり
純正のタイプカバーキーボードが販売されていないAndroidタブレットの場合、サードパーティ製のタイプカバーキーボードを使うという手もあります。専用の製品ではないため、サイズが必ずしもピッタリではなかったり、キー配列が若干違うということもありますが、タブレット本体を保護しながら持ち運べるため、タブレットを屋外によく持ち出して使用するという人におすすめです。
サードパーティ製のタイプカバーを購入する場合は、Android OSとの互換性があることを事前にチェックしておきましょう。また、Androidタブレットで使用する場合は、キー配列が印字されているものと違う可能性があるので、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
おすすめのタブレット用タイプカバーキーボード【エレコム/タブレットケース付きワイヤレスBluetooth(R)キーボード】
エレコムの「タブレットケース付きワイヤレスBluetooth(R)キーボード」は、8.5インチ~11.1インチのタブレットに使用できます。外側にはヴィーガンレザーを採用し、上質な触り心地も魅力の製品です。
キーボードは日本語レイアウトのパンタグラフ方式で、バックライトも搭載。ペンホルダーも搭載されているため、タッチペンも合わせて持ち運びやすくなっています。
【参照】エレコム/タブレットケース付きワイヤレスBluetooth(R)キーボード
自宅でAndroidタブレットを使うなら本格的なワイヤレスキーボードもおすすめ
Androidタブレットを屋外に持ち運ぶ機会が少ないという人であれば、自宅に据え置いて使うワイヤレスキーボードを接続するのもおすすめ。複数台とペアリングできるキーボードであれば、自宅のPCとAndroidタブレットを、1台のキーボードでコントロールすることもできます。
ただし、タイプカバーキーボードと同様に、キー配列はAndroid OSに適していないこともあるので注意が必要。また、Android端末とのペアリングに対応しているかどうかを、事前に確認しておく必要があります。
※データは2023年7月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦