北海道エアシステムが今年度の冬ダイヤからATR42-600型機による札幌〜根室中標津線を開設

新千歳と丘珠の両空港ネットワークを活用することで道東エリアを活性化

北海道エアシステム（HAC）は、今秋の導入を決定している4号機目のATR42-600型機を活用して、2023年度冬ダイヤより、札幌(丘珠)〜根室中標津線を開設。1日2往復の運航を開始する（※）。
※　1日1往復の曜日あり

これはJALグループ国内線としては、2011年10月利尻空港以来、12年ぶりの新規就航空港となる。

同社では発表に際して「当路線開設により、医療・防災を支える札幌市と中標津町をはじめとした根室エリアの繋がりを強化することで地域医療利便を高めつつ、地域産業の振興に寄与し、地域社会の発展に貢献してまいります」とコメントしている。

根室中標津空港周辺は、納沙布岬などの観光地に近く、酪農地域として牧草風景が広がるなど、豊かな自然が魅力のエリアとなっている。JALグループは近隣の女満別空港、釧路空港、帯広空港と併せて「ひがし北海道」の広域観光をより充実させ、JALグループにて運航する新千歳空港と丘珠空港の両ネットワークを活用することで、道東エリアの活性化に繋げていくという。

なお、運航開始日、ダイヤ、運賃などは2023年度冬期国内線基本便数計画にてアナウンスされる予定だ。

関連情報
https://www.info.hac-air.co.jp

構成／清水眞希