フィリップス・ジャパン(以下フィリップス)は、新型コロナウイルス感染症(以降、新型コロナ)が5類感染症に移行してから1か月経過したタイミングでの、脱マスク生活に対する心境について「アフターコロナの意識調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
脱マスクに対する心境は「うれしい」と「不安」がほぼ半数
新型コロナの5類移行によるノーマスク生活について、全体の51%が脱マスクは「うれしい」と回答。「マスクの着用が個人の判断になったこと」「息苦しい時にマスクを外すことができること」など精神的な安心感を得ている人がいる一方で、全体の45%は脱マスクについて「不安」と回答した。
理由としては「メイクなど面倒」「ヒゲ剃りをさぼれなくなる」「顔を覆うことに慣れすぎた」「マスクがファッション的要素のためトータルバランスが崩れる」など回答しており、感染対策としての面ではなく、ケアの手間について不安を感じている人が多いことがわかった。
「職場や学校などで、マスクを外すことに抵抗感があるか」という質問に対しては、約半数が「まだ抵抗感があ る」と回答。医療従事者やサービス業など不特定多数の人と関わる業種や、高齢者の方と関わる職種においては、今後も継続してマスク着用が必要と感じている。
脱マスク派は「マスクを外すことで、絡まれないか不安」、続マスク派は「着用を続けることで変な人だと見られないか不安」と共にまだ周りの目を気にしているため、環境に応じて着脱をする状況が今後も続くと考えられる。
マスク生活で変化した対人意識と生活習慣
コロナ禍で人と接することが減り、顔がわからないため挨拶も減り、コミュニケーション自体が減ったと感じるというコメントが多く、また「表情/反応が分からない」ため声の「トーン」「滑舌」「声量」で工夫しミスコミュニケーションを避けていたことがわかった。
今後は、対面のコミュニケーションでうっかりネガティブな表情が相手に伝わらないように心がけるというコメントが多くみられた。
感染対策緩和により、今後は家族や友達との旅行、スポーツ、ライブ、外食を楽しみたいと脱マスク派・続マスク派がともに回答。
コロナ禍では「ヒゲ剃りの頻度の低下」「ノーメイク/目元のみのメイク」「肌/口元/むだ毛のケアの低下」などマスクで隠れる部分や人目に触れやすい部分についてお手入れが疎かになっていたので、これから外出が増えるアフターコロナ生活を楽しむためにも、毎日時間をかけずに手軽に効果的にケアしたいという傾向が見られた。
特に脱マスク派は、マスク生活でこっそり楽しんだ「いかすみパスタ」や「ペペロンチーノ」など歯の着色や口臭を気にしない食生活を引き続き楽しむために「歯磨き・口臭ケア」「ステイン除去」に力を入れたいと考えていることがわかった。
調査概要
調査タイトル/アフターコロナの対人意識調査~脱マスク生活に向けて
調査期間/2023年6月4日~2023年6月20日
調査対象者/日本全国の男女
調査方法/インターネット
有効回答数/5089人
関連情報
https://www.philips.co.jp/c-e/pe/oral-healthcare/diamondclean-9000.html
構成/清水眞希