ロンドンで1975年に創業された折りたたみ自転車ブランド「BROMPTON」から、日本初上陸となるブランド史上最軽量ラインのオールチタン製「T Line」がBROMPTON JAPANを通じて9月1日より発売されることになった。価格は77万5500円(税込)。
その主な特徴は以下のとおり。
従来より37%も軽量化した「7.95kg」という車重を実現
「T Line」は重さが10kgを下回っており、片手で持ち上げられるほど軽量化された自転車だ。スチールと同等強度の超軽量チタンを材料としているため、従来のBROMPTON社のオールスチール製フレーム「C Line」より37%も軽量化。
かつ強度の維持にも成功しており、様々な道路の衝撃にも耐えられる堅牢性も備えている。
軽量でありながらスチールと同等の強度を保つ
「T Line Urban」は、新しい超軽量チタンフレームで構成されており、開発チームが3年間こだわり抜いて選んだ素材と厳格なテストを行って誕生した。従来のモデルから引き継いでいるのは折り畳みの仕組みのみ。そのほかの技術はすべて改良が施されている。
ゼロから設計されたコンパクトなドライブトレイン
折りたたみの内側に収まるようゼロから設計され、可能な限り軽く、都市で最適なパフォーマンスを実現するように設計されている。カーボンクランクセットは、より大きなパワーの発揮を可能した。
60gのディレイラーは、小さなパッケージでスムーズなシフトを実現。新しいギア比はアムステルダムからサンフランシスコまでテストされ、市街地の道路に最適だという。
スチール外装カーボンシートポストを備えた世界初のバイク
通常のカーボンシートポストは硬くて丈夫で軽量だが、折り畳み自転車の日常的な使用には耐えらない。そこでBROMPTONの設計エンジニアは、カーボンの限界を0.3mmの鋼鉄外装で強化する新しいプロセスを開発。
その結果、折り曲げによる磨耗、110kg の荷重、全天候型ライディングに耐えることができる超軽量シートポストが誕生した。
細部へのこだわり
新しい自動調整ヒンジ、カチッと音がするスプリング式ハンドルバーキャッチ、さらに、より大きな直径のローリングホイールは流れるように動き、従来のものより折り畳むのが速くなり、持ち運びが簡単になった。
握りやすいカーボンサドルも採用している。同社では「他のBROMPTONも含めて、このBROMPTONのように折り畳めるものはありません」とコメントしている。
自転車に乗ることを本当に楽しむ
BROMPTONは折り畳み自転車を通して常にオーナーを笑顔にしてきたが、あらゆる面でさらに進化している。
例えばカーボン クランクとキャスト Ti ボトムブラケットがパワーアップしたことで、さらに速い乗り心地を実現。また衝撃を吸収するチタンが路面を滑らかにし、ワンピースカーボンフォークと幅広のカーボンハンドルバーにより、剛性が高まり、反応性も向上した。
これら性能のバージョンアップにより、本当の意味で楽しめる一台となった。
構成/清水眞希