コロナ禍では、密を避けるためお城への入場を控えていたという人も多いと思う。ではウィズ・コロナの時代となった現在、どのようなお城が人気となっているのだろうか。
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」を運営する攻城団は、全国180城の管理事務所や自治体、観光協会の協力を得て、毎年恒例となっている全国のお城の入城者数を調査したので、概要をお伝えしよう。
攻城団が全国のお城の入城者数(観光客数)の最新調査結果を発表
全国のお城には入城チケットが必要な有料の場所と、城址公園として整備されており無料で見学できる場所がある。
攻城団では公平を期すため、有料のみのお城に限定したランキング(一部、無料との合算を含む)と、有料無料を問わない総合ランキングのふたつを発表。
総合ランキングでは金沢城(金沢城公園の入園者数)などがランクインしていた。
全体的にウィズ・コロナでの観光が定着してきたことと御城印ブームによる後押しに加え、2022年10月からの入国上限撤廃も大きく影響しており、前年の数字も把握できている160城のうち、前年比プラスが138城、前年比マイナスが22城と86.3%のお城が前年を上回る結果に。
またランキング上位のお城は(コロナ禍の減少幅も大きかったこともあり)前年比で100%超え(=倍増以上)となったところも多く、中でも大阪城は前年比242.3%増と3倍以上の入城者数を記録していた。
調査概要
調査期間:2023年6月12日(月)〜7月19日(水)
調査方法:弊社より対象自治体・観光協会にアンケート票(PDF)をメール送信して返送またはフォームからの回答を依頼。
調査件数:221件
回答件数:180件(回収率81.4%)
関連情報:https://corporate.kojodan.jp/archives/6631
構成/Ara