不動産テックサービスを展開するワンノブアカインドでは、同社が運営しているマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを元に、全国の2023年6月の中古マンション相場を調査。
坪単価をベースに70平方mでの価格に換算した「中古マンション価格」(※1)について、10年前(2013年6月)・5年前(2018年6月)・3年前(2020年6月)・前年(2022年6月)からの推移を都道府県別・エリアごとにまとめて発表した。
首都圏主要エリアにおける中古マンション相場推移
<10年前との比較(2013年6月)>
都県単位において、「東京都」の騰落率が+73.2%でトップ、次いで「神奈川県」が+67.1%となった。
エリア単位において、「さいたま市全10区・川口市」の騰落率が+153.9%でトップ、次いで「市川市・船橋市・浦安市」が+93.1%だった。
<5年前との比較(2018年6月)>
都県単位において、「千葉県」の騰落率が+34.5%でトップ、次いで「埼玉県」が+30.6%であった。
エリア単位において、10年前比較と同様「さいたま市全10区・川口市」が+116.6%でトップ、次いで「市川市・船橋市・浦安市」が+80.4%であった。
<3年前との比較(2020年6月)>
都県単位において、「埼玉県(30.8%)」のみ騰落率が+30%超で、他1都2県は+20%台であった。
エリア単位において、10・5年前比較と同様「さいたま市全10区・川口市」が+97.2%でトップ、次いで「市川市・船橋市・浦安市」が+89.1%であった。
<直近1年以内での比較(2022年6月〜)>
1年前との比較において、「東京都」、「神奈川県」、「千葉県」、「埼玉県」全てで上昇した。
「城東(台東区・墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区)エリア」のみ1年・6ヶ月・3か月前との比較ですべて下落した。
47都道府県別の中古マンション相場推移
※2023年6月の対象件数が50件未満の14県は、算出根拠となるデータ数が少ないため下記対象から除外
<前年(2013年6月)との価格比較>
騰落率トップは「大阪府」の+77.3%、次点は「東京都」の+73.2%。
<前年(2018年6月)との価格比較>
騰落率トップは「 新潟県」の+53.0%、次点は「群馬県」の+47.3%。
<前年(2020年6月)との価格比較>
騰落率トップは「埼玉県」の+30.8%、次点は「千葉県」の+27.5%。
<前年(2022年6月)との価格比較>
騰落率トップは、「群馬県」で+24.9%、先月の「栃木県」に続き、今月も北関東エリアが騰落率1位となった。
<エリア別 価格/騰落率トップの都道府県>
各エリアで2023年6月の価格/1年前と比較した騰落率がトップの都道府県は以下のとおり。
【北海道・東北】
価格;「宮城県」 2126万円/騰落率:「福島県」 +11.1%
【関東】
価格:「東京都」 5842万円/騰落率:「群馬県」 +24.9%
【中部】
価格:「愛知県」 2146万円/騰落率:「石川県」 +14.6%
【近畿】
価格:「京都府」 3267万円/騰落率:「三重県」 +12.2%
【中国・四国】
価格:「広島県」 2308万円/騰落率:「広島県・愛媛県」 +4.4%
【九州・沖縄】
価格:「沖縄県」 3418万円/騰落率:「宮崎県」 +9.4%
※1 同社が保有する中古マンションの販売履歴データを元に「坪単価」を算出し、70平方mでの価格に換算した推定価格。
※2 当月(2023年6月)の販売件数。
首都圏主要エリア 中古マンション相場推移(2013年6月~2023年6月)
※近畿圏/中部圏主要エリアの相場推移など、調査の全データはこちらから。
https://www.mansion-review.jp/pressrelease/detail/date20230728/data.pdf
関連情報
https://www.mansion-review.jp/
構成/清水眞希