アウディ ジャパンは、同社のフルサイズSUV「SQ7」「SQ8」を発表した。販売については、今秋以降より、開始するとしている。
アウディのQ7/Q8は、大都会から大自然まで、生活のあらゆるシーンに存在感を放つ、多才なQシリーズのフルサイズSUVとなる。
2006年に日本でデビューした初代Q7は、スポーツ性とラグジュアリー性を高次元で融合するとともに、7人乗り3列シートを採用、時代を先取りしたフルサイズSUVとして世界各国で人気を博し、2016年に2世代目へのフルモデルチェンジを経て、今なお、進化を続けている。
一方Q8は、よりスポーティでラグジュアリーなモデルを志向するユーザーに向けて新たに開発した、クーペスタイルのSUVモデルとして、日本では2019年にデビューした。
その2車種のフルサイズSUVに、スポーツグレードのSモデルが日本初登場。このSQ7/SQ8は、ともに高性能なスペックに加え、エクステリアデザインはS専用ラジエーターグリルやフロントバンパー、左右4本出しのテールパイプを採用し、ダイナミックな印象を与える。
4.0L V8ツインターボエンジン、シリンダーオンデマンドを組み合わせ高性能・高効率を両立
そしてSQ7/SQ8両モデルともに、4.0L V型8気筒ツインターボエンジンの4.0 TFSIを搭載。その最高出力は507PS、最大トルク770Nmを達成し、0-100km/h加速は4.1秒の駿足を誇る。
その一方で、エンジンの低負荷時に8つのシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド(cod)や8速ティプトロニックを組み合わせることにより、高性能と高効率をバランスよく両立。駆動方式はquattro四輪駆動となる。
さらにSQ7には、21インチ5スポークブレードデザインのAudi Sport製アルミホイールを、またSQ8には22インチ 5Yスポークデザインのアルミホイールを標準装着。両モデルともに、縦の2本バーを強調したS専用ラジエターグリルやブレードが際だつ専用フロントバンパー、さらに左右4本出しのテールパイプを採用。
インテリアには、Sのロゴが記された上質な肌触りを特徴とする、環境負荷の低い人工皮革ダイナミカとレザーを組み合わせたスポーツシートやブラックのヘッドライニング、S専用ビューを備えたアウディ バーチャルコックピットを採用している。
なお、両モデルともに、オールホイールステアリングを標準装備。このオールホイールステアリングは、低速では前輪と後輪を逆向きに切ることで回転半径が縮小して取り回しを向上させる一方、高速では前輪と後輪を同じ向きに切ることで安定感のあるハンドリングを実現。
さらに、よりスポーティなチューニングを施したSアダプティブエアサスペンションにより、あらゆる路面状況で快適性とダイナミックな走りを両立する。
また、オプションで、後輪左右にかかる駆動力の配分を、路面状況に合わせて最適になるように常時変化させるリヤスポーツディファレンシャルと、電子制御でコーナリング時のロールを抑制するアクティブスタビライザーを用意している。
【メーカー希望小売価格】
関連情報:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html
構成/土屋嘉久