各地でお祭りや花火大会が開催され、久しぶりに多くの人が夏の風物詩を楽しんでいる。ではコロナ明けで思う存分遊べるようになったイマドキの高校生は今年の夏をどのように過ごすのだろうか。
30年に渡り、ティーンに特化したマーケティング&プロモーション支援を提供するアイ・エヌ・ジーは、流行に敏感な高校生男女を対象に「夏」に関するアンケート調査を実施。
渋谷トレンドリサーチは、回収したデータに基づき、渋谷を拠点に活動しているINGteens高校生メンバーの生の声を反映し、どこよりもリアルで鮮度の高い最新の高校生トレンドを発表した。
海派?プール派?今年の夏のお出かけ事情
夏祭りや花火大会が久しぶりに開催されるようになった今年の夏、浴衣(甚平)は着るか質問したところ、「着ない」を選択する高校生が僅差で多い結果となった。
理由として「着たいけど、浴衣(甚平)を持っていない」という声が多数寄せられ、レンタルサービスを利用する人は少数のよう。また、「人混みが苦手だから夏祭りに行かない」というコメントも散見された。
一方、「着る」を選んだ高校生からは、「好きな人と花火大会へ行く予定だから」「地元のお祭りに友人と浴衣を着て遊びに行く」などが挙げられており、コロナ禍で中止が相次いだ夏祭りの復活を楽しみにしている様子が窺える。
続いて出かけるなら海派かプール派か聞いたところ、「プール」派が半数を超える結果となった。
「設備が充実しているから」のほか、「日焼けをしなくてすむし、海水でベタベタしたくない」「クラゲがいたりすると危険だから」といったコメントが見られ、海に対してマイナスなイメージを持つ高校生も少なくないようだ。
「海」派のコメントには、「水着にならなくても遊べるから」「海の家でかき氷や焼きそばを食べるのが好き」「BBQができる」などが寄せられ、海に行ってもあえて泳がずに別の楽しみ方をしている声が目立つ。
夏の定番ソングと夏が似合う芸能人は?
昨年度に続き「青と夏/Mrs. GREEN APPLE」が1位を獲得。体育祭や合唱祭などの学校行事で使用される機会が多く、”夏の青春ソング”として高い支持を得ていた。
2位は「花火/aiko」、3位には「打ち上げ花火/DAOKO×米津玄師」がランクイン。「花火/aiko」は1999年のリリースだが、カラオケの定番ソングとして現代の高校生に定着しており、世代を超えて愛され続けている。
「なかやまきんに君」さんが1位を獲得。「太陽と海が似合う」といった声が集まったほか、「健康的」「とにかく熱い」などがあり、2位にランクインした「松岡修造」さんにも同様のコメントが寄せられた。
3位は、「広瀬すず」さん。連続テレビ小説『なつぞら』への出演や、制汗剤や炭酸飲料、アイスなどTVCMでの爽やかなイメージから選出されているようであった。
高校生たちが予想するネクストトレンド
最後に、高校生たちが予想する「ネクストトレンド」について、散見されたコメントから抜粋してお伝えしよう。
食べ物:チムニーパン
新大久保の「Trdlo」で販売しているハンガリー発祥の伝統的なお菓子。チムニーは煙突を指す言葉で、ひも状に伸ばした生地を棒に巻き付けて焼かれている食感がクセになると話題になっている。
物事:お嬢様育ち
拗ねたり、怒ったりしたときに、お嬢様風の振る舞いをするトレンドがTikTokで話題に。「ふんっ」と言いながら、顔を可愛く背けることがポイント。
調査概要
調査テーマ:夏に関するトレンド調査
調査対象:高校生男女(15~18歳)
調査期間:2023年6月23日(金)~ 6月30日(金)
調査方法:WEBアンケート調査
有効回答人数:100名
出典:渋谷トレンドリサーチ
関連情報:https://shibuya-trendresearch.jp/
構成/Ara