2024年までに3000台の清掃ロボットの導入を目標に掲げる
サービスロボットの開発や販売を手がけるPudu Robotics Japan(本社・深圳)は、商業清掃ロボット「CC1」「SH1」の販売を開始。国内清掃ロボット市場へ参入した。
現在、PUDUには「配送業務」「商業清掃業務」の主に2つの製品ラインがあり、そのうち配送用ロボットを主力とし、レストラン、病院、学校、オフィスビル、政府ビル、地下鉄駅、待合室など、世界中のさまざまな分野で広く使用されている。
日本ではネコ型配膳ロボット「BellaBot」を中心にこれまで合計6つの配送用ロボットを展開してきたが、新たに商用清掃ロボット「CC1」「SH1」の2製品を国内市場に導入。
同社では2024年までに3000台の清掃ロボットの導入を目標に掲げており、「日本の清掃領域における労働問題の解決と顧客・従業員体験の向上を目指します」とコメントしている。
商業清掃ロボット「CC1」〜スイープ、床洗浄、吸引、乾拭きの多様な機能を1台に集約
PUDU CC1は1台に4役付きのインテリジェント商用清掃ロボット。スイープ、床洗浄、吸引、乾拭きの多様な機能を1台に集約している。
CC1の主な特徴
・屋内の多様な材質・硬度の床に適合
・清掃中に電力が低下しても、ロボットが清掃の進捗状況を記憶しているため、フル充電後に前回終了時のポジションから再開できる
・専用のワークステーションにて自動給水排水、自動充電が可能
・マルチフュージョンセンサーの搭載により、どの角度で障害物に遭遇しても、すぐに停止して離れることが可能
・各ユニットの作業状態を収集・要約し、清掃レポートを自動生成する
CC1の主な仕様
本体寸法/663×626×667mm
本体重量/75kg
スクラビング/幅500mm
スイーピング/幅400mm
水タンク容量/清水タンク:15L、汚水:タンク 15L
充電時間/3時間
持続時間/
・スクラブ 3〜4時間
・スイープ+バキューム 4-5時間
・モップ 8時間
清掃効率/毎時700~1000平方m
騒音レベル/70dB未満
走行速度/0.2m/s ~1.2m/s
タブレット/10.1インチ
ポジショニング/ビジョン+レーザー
商業清掃ロボット「SH1」〜主に油汚れや滑りやすい環境向けに開発
PUDU SH1は、主に油汚れや滑りやすい環境向けに開発された商用床洗浄機だ。
SH1の主な特徴
・22kgの地面への圧力と350r/minの高速ダブルディスクブラシを組み合わせた、高圧で高頻度の清掃により、頑固な汚れを迅速に分解する
・強力な吸引力により、汚れや汚水を一度の吸引で完全に除去し、洗った瞬間に乾燥する
・より使いやすい操作性、より軽快な使用感。片手でもコントロール可能で、複数の場所に簡単に移動できる
・清掃タスクの履歴を振り返る
・水および電力の使用状況が一目でわかる
SH1の主な仕様
用途/屋内、硬い表面のみ
性能/毎時900〜1200平方m(practical)
ブラシ/速度350rpm
ブラシ/圧力22kg
吸引力/12000pa
スクラビング/幅400mm
機械寸法/440×400×1200mm
機械重量/22kg
水タンク容量/清水タンク 4L、汚水タンク 4〜6.5L
バッテリー/容量20AH
ランタイム/80〜100mins
関連情報
https://www.pudurobotics.com/jp
構成/清水眞希