眼鏡のフレームに傷がついたり、折れてしまった時、レンズをそのままでフレーム交換するのはおすすめしない行為です。フレームのみ交換すれば、眼鏡を購入するよりも費用を抑えることができそうですが、なぜおすすめできない行のでしょうか。
眼鏡のフレーム交換のみはおすすめしない
レンズはそのままで、フレームだけを交換する場合、
1.新しいフレームの形やサイズに制限が生じる
2.今までより視認性が悪くなる
といったネガティブファクターで、あまりおすすめできません。
比較的修復しやすいフルリムタイプと呼ばれる眼鏡は別ですが、レンズを削りサイズを調整する必要があり、ひと回り小さなフレームを選ばなくてはいけない事態が生じかねません。
さらに、レンズを削ると光学中心(光の通過点)の位置がずれる場合があり、以前と同じような視認性を得られないことで、眼に負担をかけてしまう可能性があります。
眼鏡のフレーム交換と買い替えはほとんど同じ値段に
眼鏡のフレーム交換と、眼鏡を買い替える値段はほとんど同じ値段になることが多いです。
JINSで購入した場合、フレームのみ2000円引きで買うことができ、新品の眼鏡を購入するのとほとんど大差ない値段になります。
費用を抑えるためにフレームのみの交換を検討する人もいますが、フレーム代と、レンズを新しいフレームに合うように調整する費用を考えると、実は新品交換したほうが得なこともあります。なので、実際に店舗へと足を運んだり、ネットで価格をチェックしたりすることで、修理するか新品を購入するか検討するのがおすすめです。
【参考】JINS|メガネのフレーム交換がおすすめできない理由
フレームを修理の難易度は素材によって変わるって知ってた?
フレームを修理する時、難易度は素材によって変わります。今使っている眼鏡のフレームは、どの素材に当てはまるのかチェックしておきましょう。
メタルフレームは比較的修理がしやすい
メタルフレームは、チタンやステンレス、ゴムメタルや形状記憶合金などの「金属」でできたフレームのこと。比較的修理がしやすい素材となっています。
ですが、メタルフレームの中には、アルミや鋳物は修理が難しい素材とされています。
プラスチックのフレームは少し難しい
セルロイドやアセテート、ウルテムなどでできたプラスチックフレームは、金属のフレームと比べて修理が少し難しいとされています。
その他フレームは修理専門店に相談するのがおすすめ
金(K18が主流)、木などのフレームの取り扱いは、専門知識や技術が必要とされています。修理の難易度は難しくなってくるので、知識と技術が豊富な専門店に相談するのがおすすめです。
【参考】JINS|メガネのフレーム交換がおすすめできない理由
※データは2023年7月下旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ