子供たちが使うランドセルの中身。こちらが年々重くなってきているのを知っていましたか? どうしてランドセルが年々重くなってきているのでしょうか。
それから、中身が重くなる中、ランドセルを軽量化することはできるのでしょうか?
目次
ランドセルの中身が重くなっている主な原因は?
学習指導要領の改定やユニバーサルデザインの追求による教科書のレイアウトの工夫などで、教科書のページ数が大幅に増えているそうです。
【参考】一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会 体型に合った、ランドセル選び
一方で、タブレットなど、学校から配布される電子デバイスをランドセルに収納する機会も増えており、これもランドセルの中身を重くする要素となっています。
ランドセルは軽い方がいい理由
セイバンが2018年3月に調査したデータによると、関東地方の小学校1年生から6年生のランドセルの中身の重さは平均で4.7kgとなっています。中部地方では4.6kg、近畿地方で4.7kg。全国平均にすると4.7kgとなっています。
また、小学校1年生のランドセルの中身は全国平均で3.6kgですが、小学校6年生では5.4kgと、進級により2kg近くも負担が増える傾向があります。
骨は小学生の時に一番成長するといわれます。成長期に重い通学カバンの悪影響を受けることは、子どもにとってあまりよいとはいえません。
そんな中、適切な大きさで、適切にランドセルを装着した場合、ほかの形態のカバンに比べると、重量配分を左右均等にしやすいとされています。
おすすめの軽いランドセル①1000g以下の軽いランドセル
ランドセルの中には、1000g以下の軽いモデルがあります。とにかく軽いランドセルが欲しい人におすすめです。
約990gで軽くて丈夫なランドセル。セイバン「スゴ軽 エアー」
セイバン「スゴ軽 エアー」 6万2700円
セイバン独自製法「タフコンパクト型」のランドセルで、背中のヘリを無くしたコンパクト構造により重量が約990gと軽くなっています。内寸は広めの約13cmで、コンパクトながら収納力が抜群。
カラーは、カーマインレッド、ミルキーブラウン、パステルパープル、ブラック、マリンブルーの5色展開です。
【参考】セイバン「スゴ軽 エアー」
おすすめの軽いランドセル②職人の強いこだわりがつまった工房系ランドセル
工房系ランドセルは、職人独自のこだわりがつまっており、人とは違うランドセルが欲しい人に良いでしょう。
自然の色から着想を得たカラー展開。土屋鞄製造所「No.49 プレミアムカラー クラリーノ・エフ」
土屋鞄製造所「No.49 プレミアムカラー クラリーノ・エフ」 7万円
(左からミスティピンク、ジャスミンイエロー、モスグリーン)
夜明け前の空や深い森の緑や愛らしい木の実など、自然の色からイメージを膨らませたカラー展開。絶妙な色合いが魅力的なシリーズです。
素材は、軽くて丈夫、さらにしなやかで革らしい風合いに優れたものを使用しています。
【参考】土屋鞄製造所「No.49 プレミアムカラー クラリーノ・エフ」
はっ水加工やPC、タブレットが収納できたりなど機能が豊富。ニトリ「超軽量ランドセル」
ニトリ「超軽量ランドセル」 1万9900円
ニトリの「超軽量ランドセル」は840gと従来のランドセル※よりも約30%軽くなっています。
はっ水加工がされていて汚れても丸洗い(手洗い)が可能、さらに中には機器の傷を防ぐためにマイクロフリースを使用した、PC・タブレットポケットも搭載。子どもにとって快適な機能が追求されたランドセルです。
※ニトリのランドセルの平均重量との比較
【参考】ニトリ「超軽量ランドセル」
※データは2023年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/山田ナナ