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就活生がChatGPTを利用しているシーン、3位面接練習、2位自己PR作成、1位は?

2023.07.31

ベネッセホールディングスとパーソルキャリアの合弁会社、ベネッセ i-キャリアは同社が運営するdoda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」にて、大学3、4年生を対象にした就活における「ChatGPT(生成AIサービス)」の活用実態を調査。

結果をグラフにまとめて発表した。

大学3、4年生の4人に1人が就活において「ChatGPTを利用した経験がある」

大学3、4年生(25年卒、24年卒)を対象に、就活で「ChatGPT」利用したことがあるかと聞いたところ、26.5%の学生が「はい」と回答。4人に1人の学生が、「ChatGPT」の利用経験があることが明らかになった。

就活において、具体的にどのような場面で活用したかについては、1位は「企業の志望動機の作成」(63.6%)となったが、2位の「自己PRの作成」(62.8%)とは僅差という結果だった。

利用した理由については、6割の学生が「時間短縮のため(企業分析やES作成などの作業時間)」と回答。2位も「時間短縮のため(今後のキャリアや自己分析などの思考整理)」(45.8%)となり、「ChatGPT」を利用することで確保できた時間を、思考の整理や自身を見つめ直す機会にするなど、有効に活用している学生が多いことが推測される。

また、3位は「話題になっているため/興味本位で」(43.3%)となり、「ChatGPT」などの生成AIサービスに対する学生の興味・関心の高さも垣間見える結果になった。

利用のメリットは「自分では思いつかない気づきが得られた」

「ChatGPT」を利用した学生が感じたメリットの1位は「自分では思いつかない気づきが得られた」(77.5%)だった。2位は「時間短縮できた(企業分析やES作成などの作業時間)」(61.7%)、3位「時間短縮できた(今後のキャリアや自己分析などの思考整理)」(40.8%)となり、利用の理由に対して一定の期待した効果が得られた学生が多い結果となった。

一方で利用のデメリットについては、65.3%の学生が「なかった」と回答。利用の効果の有無にかかわらず、デメリットはなかったと感じた学生が多い結果が得られた。

以下、2位「期待した気づきが得られなかった」(10.2%)、3位「使いこなせなかった」(8.5%)となっている。

書類選考や面接対策においては「多少役立った」が最多

書類選考や面接対策などの就活において役立ったかについては、1位「多少役立った」(53.3%)、2位「すごく役立った」(40.8%)となり、「役立っていない」と回答した学生は全体の5.8%だった。

「ChatGPT」の利用が、自身の就活に何らかの形で役立ったと感じた学生が多いことが判明した。

63%の学生が「今後使ってみたい」

就活に利用した学生に今後も「ChatGPT」を利用したいかを聞いたところ、63%の学生が「はい」と回答、「いいえ」(37%)より27pt多い結果となっている。

dodaキャンパス編集長 岡本 信也氏 コメント

今回の調査では、就活において「ChatGPT」の利用経験を持つ大学3、4年生は、全体の26.5%という結果になりました。就活に利用した理由の多くは、「ChatGPT」の活用によって捻出できた時間を、企業や自己分析、今後のキャリアについて考える時間に充てたいというものが上位を占めており、実際の利用については、期待する一定の成果を感じている学生が多い結果となりました。

一方で、就活において「ChatGPT」を利用したことがない学生が、まだ大半を占めていることも明らかになりました。利用していない理由としてあがったコメントを分析すると、「自分の言葉や思いを大切にしたい」「利用に対する抵抗や気持ちの面での不安」「AI利用のリスクや倫理的な懸念」「文章の正確性と信頼性の重視」「『ChatGPT』の理解や知識不足」があげられています。

AIに頼ることへの抵抗、学生自身の言葉で表現したい気持ち、就活へのリスクの不安、情報の正確性や信頼性においての懸念など、利用していない学生のリアルな気持ちや状況が浮き彫りになりました。これまで利用していない学生の中でも、今後は使いたい・使う可能性があるとの回答も見受けられました。

「ChatGPT」の利用に関しては、学生の就活利用に限らず、国や社会として明確な方針やガイドラインが定まっておらず、リスクも想定しきれていないというのが実情です。

また、現時点では個人情報/プライバシー情報などがすべてデータ化されるリスクもあります。そのため、利用時にはこれらのリスクを正しく理解し、不確実・信ぴょう性のないものも含んだ膨大なデータをもとに予測した結果であること、「ChatGPT」の得意・不得意を理解、把握した上で利用することが大切です。

日ごろから情報リテラシーを高めていくことも今後より重要になってくるでしょう。

関連情報
https://campus.doda.jp/

構成/清水眞希

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