ダウンやフェザーなどの動物性素材を一切使わないアプローチでSDGsにも貢献
米国発の宇宙服素材アパレルブランドOROSの日本総代理店OROS JAPANは、新製品『ITINERANT(アイテナラント)Jacket』の予約販売をクラウドファンディングのTIMELINEにて展開中だ。
期間は2023年9月21日まで。7月28日時点では、メンズジャケット1着3万3000円〜、レディースジャケット1着2万9400円〜で購入できる。一般販売予定価格はメンズ4万4000円、レディース4万2000円。
その主な特徴は以下のとおり。
2mmの断熱生地「ソーラーコア」を仕立て、ウエア内側に使用
OROSは超特殊素材“エアロゲル”を特許技術により、わずか2mmの断熱生地「ソーラーコア」に仕立て、ウエア内側に断熱素材として使用している。
通常の防寒服に使われるグースダウンやシンセティック合成繊維は暖かさを保つためは、通常45mmほどは必要と言われている。それに対してOROSが使用する断熱素材ソーラーコアは2mmという薄さゆえ、通常の防寒服より軽快な活動が可能になる。
この技術をもとにOROSはダウンやフェザーなどの動物性素材を一切使わない画期的なアプローチにより、SDGs貢献も目指しているという。
ITINERANTジャケット冷却実験
-30度の冷却スプレーを吹きかけてもジャケットの中は完全に断熱されている。
薄くて軽量だが3シーズンに対応するジャケット
ITINERANTジャケットはわずか2mmの断熱材で軽くて薄いながらも、驚異的な保温性を秘めたアーバンスタイルジャケットだ。
さらにシンプルかつミニマルなデザインを追求。機能性とスタイリッシュさを両立することで、同社によれば春・秋・初冬頃までの普段使い、また冬本番のスポーツシーンなど多種多様な場面での利用が可能だという。
OROSの新技術『Advanced Thermal Zoning』
ITINERANTジャケットソーラーコア配置
OROS独自の高度なボディマッピングにより、熱に敏感な部分や汗をかきやすい箇所を特定。ソーラーコアの配置を微調整巣rことで、保温性と運動性の両立を実現させているという。
同社では」この技術は既に全てのウエアに標準化されており、今後OROSは保温性だけでなく、動きやすさも兼ね備えた、快適なウエアへと進化していきます」とコメントしている。
新商品の詳細
デザインのアップデート
OROSウエアの特徴的な明るいライニングを一新。ダークトーンに統一された。ミニマルなデザインゆえに合わせる服を選ばず、アーバンスタイルが映える仕様となっている。
DWR(耐久性撥水)加工
DWR(耐久性撥水)加工を施すことで急な天気の変化にも対応する。環境への影響を考慮してPFC((フッ素化合物))フリーのDWRを使用している。
防水透湿性
ITINERANTジャケットは“防水透湿性素材”を採用しており、通気性抜群のため、アクティブに動いて汗をかいても蒸れない構造となっている。
つまり外側からは防水仕様、内側からは通気性抜群という両機能の良いとこ取りを実現しているのだ。
関連情報
https://timeline-media.jp/projects/56
構成/清水眞希