2023年の夏も暑い。
梅雨明け前から関東を含む広い地域で猛暑日が続き、もはや日中のみならず早朝や夜でも熱中症予防対策が啓蒙されるようになった。
それでも、仕方なくエアコンが効きにくい部屋で過ごさねばならないことや、屋外で作業しなければならないような場面はあるだろう。そんなときの暑さ対策として役立つのがハンズフリーで使えるネックバンド型のミニ扇風機だ。
今回は、この季節に便利なDIME最新号付録の「ネックバンド型扇風機」をレビューする。
DIME9・10合併号特別付録「超快適!ネックバンド型扇風機」の基本スペック
ネックバンド型扇風機は、首にかけて使う扇風機のことだ。
ヘッドフォンに似た形状で、電源を入れると内蔵されたファンが稼働し左右のアームについているスリット(穴)から風が送られてくる仕組みになっている。
【基本スペック】
サイズ:後述
重量:約236g
カラー:ホワイト
電源:単3形アルカリ乾電池2本(別売り)
素材:ABS
風量:3段階(弱/中/強)
使用時間目安:<弱>7時間/<中>4時間/<強>1.5時間
本体の基本サイズは横幅20cm、縦22cm程度だ。ただし、バンドの間隔は可変性がありフリーサイズになっている。
これについては文字での説明が難しいので見ていただいた方が早い。
このように自然な状態で置くと横幅は20cmくらいだが…
アームを寄せれば10cm程度まで小さくできる。
さらに、アームを開けば35cm程度まで大きくできるようになっている。
サイズが変えられるのは、首の後ろに当たる接続部分に隙間が作られているためだ。
カッチリした見た目に反して余裕のあるつくりになっていて、柔軟性がある。ある程度ならひねったり曲げたりしても大丈夫だった。
年齢性別問わず使えるように、体型に合わせて開いたり寄せたりしてサイズ調整ができるようになっているようだ。
本体カラーは艶消しホワイトで、左のファンのあたりに「DIME」のロゴが入っている。付録にありがちなチープさはなく、ごくシンプルで日常的に使いやすいデザインだ。
電源は単三電池2本のみ。この手のコードレスミニ扇風機に多い充電式ではないのは珍しい。
電池式は賛否両論あると思うが、個人的には充電する手間がないのはメリットだ。予備電池を持ち歩けばキャンプやアウトドアにも活躍してくれるだろう。近頃啓蒙されている過度な高温によるリチウムイオン電池の破裂や発火のリスクも回避できる。