PFUは、ドキュメントスキャナー「ScanSnap iX1600」に、タッチパネル操作でスキャンしたデータを直接ネットワークフォルダーへ保存できる機能を追加したと発表した。
同機能は、ソフトウェア「ScanSnap Home」のアップデートおよび「ScanSnap iX1600」のファームウェアのアップデートにより利用できるようになる。
今回追加されたネットワークフォルダーへのダイレクト保存機能は、「クラウドへの保存が不安な重要書類はローカルネットワーク上のフォルダーに保存したい」「大量の書類のバックアップを大容量のネットワークフォルダーに保存したい」といった多くのユーザーからの要望をうけ、実現したもの。
あらかじめ保存先として任意のネットワークフォルダーを設定したアイコン(プロファイル)をScanSnap iX1600のタッチパネルに登録しておけば、アイコンを選んでスキャンするだけで、PCを開くことなくスキャンしたデータをネットワークフォルダーに直接保存できるので、オフィスの一角や家庭のリビングなどにScanSnapを設置して、ScanSnap単体で利用のネットワークフォルダーへとスキャンしたデータを保存するといったことが可能となる。
これにより、例えば、社内規定でクラウドサービスには保存したくない個人情報を含む書類や、士業の方が取り扱う重要書類の控えなどを、ScanSnapでスキャンしたときに、ローカルネットワーク上のフォルダーに安心して保存することが可能。また、容量の限られるクラウドサービスに保存しにくい大量のファイルも、大容量ネットワークフォルダーなら気兼ねなく保存することができる。
なお、今秋ごろには、ネットワークフォルダーへのダイレクト保存でも、スキャンした原稿の裏写り低減や、e-文書法の画質条件を満たすイメージデータの生成に対応する予定であるとのことだ。
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構成/立原尚子