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昨年度ふるさと納税で寄付件数の伸び率が高かったジャンル、3位イベント・チケット、2位美容、1位は?

2023.07.28

国内最大級のふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を運営するトラストバンクから、全国1600自治体超(全国約9割)の情報を元にしたふるさと納税に関する最新リポートが到着したので、その概要を紹介しよう。

画像はイメージです

7月末発表予定の2022年度ふるさと納税寄付額は過去最大となる見込み

総務省は毎年7月下旬に前年度の全体、および都道府県別のふるさと納税の受入額及び受入件数や、受入額の多い20団体などを発表している。2021年度の受入額は約8300億円となっており、2022年度はそれを上回る過去最高額となることが予想されている。

ふるさと納税の2023年度トレンド予測

4月から始まった2023年度も3か月が経過。新型コロナウイルス感染拡大の収束に伴い、新しいふるさと納税のトレンドが見えてきている。

さらに、2023年10月から適用となる制度の見直しについて、6月に総務省からの発表があった。ふるさと納税の今を取り巻く状況を踏まえ、2023年度に予測されるトレンドについて分析してみよう。

(1)体験・旅系返礼品

体験型や旅関係など、移動を伴って家の外に出て楽しむカテゴリーが伸長している。中でも高級宿や花火大会の観覧チケットなど特別な体験ができるカテゴリーが人気で、自治体側も品数を増やしている。7月以降も、夏休みや冬休みなどにむけて、さらに伸長していくものと考えられる。

(2)ホビー返礼品

従来から人気の食料品などに加え、趣味や娯楽に関するホビー返礼品への寄付が増加傾向にあり、今後も増えると予測される。

例えばゴルフでは、ゴルフに使用するグローブなどのギア類やゴルフ場利用券、アニメ・マンガでは、作品とゆかりのある地域とコラボレーションしたグッズなどへの寄付が伸長している。

(3)ガバメントクラウドファンディング

ガバメントクラウドファンディング(GCF)とは、自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄付金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化して、そのプロジェクトに共感した人から寄付を募る仕組みのこと。

プロジェクト数、参加自治体数ともに増え続けており、プロジェクト数は2022年度では前年度比147%だった。

プロジェクトが増えた要因としては、NPOをはじめとした地域のプレイヤーと連携して一緒にプロジェクトを開設する自治体が増え、「共創GCF」が広がったことが考えらる。

また、1つの自治体が複数プロジェクトを実施するようになったことも、プロジェクト数が伸びた要因として挙げられる。

2022年度のカテゴリー別のプロジェクト数では、「子ども・教育」「まちづくり」「動物」に関するプロジェクト数が多い結果となった。

GCFにおける2023年度の動きとしては、新型コロナ収束後初開催となるところも多い花火大会関連が増えている。

新型コロナ以前から、地元スポンサーの減少などにより資金不足に悩まされていた大会も多く、新型コロナ禍を経てスポンサー企業の事業縮小や物価高による火薬の高騰なども重なり、さらに開催が危ぶまれている地域が増加。無事開催につなげようと、GCFが活用されている。

2022年度 ふるさと納税の傾向

近年人気上昇のお礼の品カテゴリーは「旅行」と「雑貨・日用品」

例年、金額・件数ともに肉・魚介類・果物類の3つのカテゴリーが不動のベスト3を占めている。

近年の傾向として注目すべきは、4位以下。金額においては「旅行」が年々ランクを上げており、件数においては「雑貨・日用品」が2022年度にトップ5にランクインした。

最も件数伸び率が高いのは「スポーツ・アウトドア」

2022年度の傾向として寄付件数の伸び率が昨対比で最も高いのは、スポーツ・アウトドア関係のお礼の品で、3年間の伸び率では293%の増加となっている。

2位の美容カテゴリーではなかでも日常で使う「アロマ・入浴剤」が人気で、3位の「イベントやチケット等」では、花火大会やイベントのチケット関係が大きく伸びた。

物価高騰によるふるさと納税の普段使いが浸透

2022年度は日用品への寄付件数が高まった。物価高騰により根付いたふるさと納税の普段使いが、一層浸透したと考えられる。

特に、2022年度後半は鳥インフルエンザの影響などをうけ、価格が高騰した卵が注目を集めた。そのほか、食用油、トイレットペーパーやティッシュなどを含む「その他雑貨・日用品」のカテゴリーが伸長している。

また、お得なだけでなく、生産者・事業者支援、フードロス対策にもつながる、規格外品などの「訳あり」のお礼の品も人気だ。

関東エリアのふるさと納税傾向と注目のGCF事例

都県別 2022年度に寄付件数の多かったカテゴリー

関東エリアのGCF事例

千葉県柏市:4年ぶりの開催〜「ふるさと柏」の想いを込めた手賀沼の花火で柏の活気を取り戻したい

千葉県柏市東部にある都心部に最も近い天然湖沼の「手賀沼」では、昭和62年から、毎年8月に「手賀沼花火大会」を開催してきたが、新型コロナウイルス感染症拡大などで、令和2年から3年連続で中止となっていた。

令和5年は、4年ぶりの開催となるが、物価や警備費の高騰により多くの費用が必要となり、GCFプロジェクトを開設。結果、寄付募集期間終了をまたず、目標金額を大きく上回ったため、ウルトラジャンボスターマインを追加で2回打ち上げる予定となっている。

ほかにも、手賀沼花火大会では初となるフィナーレに水中花火とスターマインの同時打上を予定しているという。

プロジェクトページ:https://www.furusato-tax.jp/gcf/1622
7月31日まで開催中

関連情報
https://www.furusato-tax.jp/

構成/清水眞希

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